IPA(独立行政法人情報処理推進機構)は3月19日、同機構が運営するオープンソース情報データベース「OSS iPedia (オーエスエスアイペディア)」に、記事掲載機能、目的別メニューなどの機能追加を行った。
「OSS iPedia」はネットからOSS関連情報の登録や参照ができるオープンソース情報データベース。2006年5月15日に公開され、OSS開発者や企業、官公庁関係者などに利用されている。今回の機能強化はIPAオープンソフトウェア・センター(OSC)内の「データベースワーキンググループ」という有識者から成る委員会の監修によるもの。
具体的には、これまでの「導入事例」「性能評価」「公開資料」「用語集、Q&A」といったコンテンツに加え、新たにOSSに関わる記事が掲載されることとなった。記事はOSCからの発信情報のほか、OSCが選定した有識者から成る執筆陣による記事を掲載していく予定。また、「知る」「使う」「作る」「参加する」「ダウンロード」「調達する」という目的別のメニューの機能を追加し、ユーザの利用の利便性の向上を図った。
さらに、利用者がWeb APIを用いて「OSS iPedia」のコンテンツの更新や、キーワード検索した結果をプログラムから取得する機能を追加。これにより、OSS関連の他サイトからのコンテンツの参照、データ連携が容易となる。なお、Web APIの利用の際はIPAに登録を行い、API利用キーの発行を受ける必要がある。
- OSS iPedia
- URL:http://ossipedia.ipa.go.jp/