リネオ、組込み機器をスマート化する新製品「SmartU2」発表~リモートからシステム更新を可能に

リネオソリューションズ⁠株⁠は5月10日、Linuxシステムを対象としたシステム更新ツール「SmartU2」⁠スマートユーツー)を発表した。

同製品は、Linuxを搭載した機器のシステムの更新をインターネットを介してリモートから可能にするツール。⁠SmartU2 Manager」をコアとした管理用サーバソフトウェア群と機器に組込まれる「SmartU2 Agent」で構成される。⁠SmartU2 Agent」はサーバと定期的に交信し、サーバに格納された更新情報に応じて更新データを取得、システムの更新を実行する。更新に伴う一連の処理はカスタマイズ可能で、更新作業はすべて自動的に行われる。

発売日は5月28日で、提供価格は180万円~⁠消費税別⁠⁠。発売に先立ち、5月12日から開催の「組込みシステム開発技術展(ESEC)2010」のリネオブース(ブースNo:東37-6)においてデモ展示が行われる予定。

「SmartU2」の特徴は以下の通り。

管理サーバ(ホスト側)

リネオがこれまで培ってきたオープンソース技術とその中から生み出した独自技術を統合して構成。SmartU2 Managerは以下の機能を持つ

  • 対象となる機器の更新ソフトウェア、機器の状況を一元管理
  • 更新スケジュール(日時を任意に指定可能)に従っての一斉更新が可能
機器(ターゲット側)

リネオ独自の組み込み技術を集結し、極めてコンパクトなサイズを実現。

  • 機器に組み込まれたSmartU2 Agentが管理サーバのSmartU2 Managerと交信しシステムの更新を実行
  • 機器をグループ化することでグループごとの一斉更新も可能

「SmartU2」で更新可能なソフトウェアは以下の通り。

  • Linuxシステム(ルートファイルシステムを含む)
  • アプリケーション
  • 各種コンテンツ
リネオソリューションズ⁠株⁠
URL:http://www.lineo.co.jp/

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