『電子書籍を考える出版社の会』、7月1日に新規加盟社向け説明会を開催

電子書籍・雑誌の開発と普及を目的として研究と情報交換を進める専門書・実用書出版社の団体『電子書籍を考える出版社の会』⁠eBP)は、2010年7月1日に新規加盟を希望する出版社を対象として、活動内容や加盟方法に関する説明会を開く。

eBPは、急速な普及を見せている電子書籍・雑誌の市場で、専門書・実用書などを発行する出版社がこの状況に迅速に対応することを目的に、6月8日に設立された。この報道を受け、多数の出版社から活動内容や加盟方法についての問い合わせが寄せられたことから、新規に加盟を希望する出版社に向け、説明会を開催することにしたという。

説明会の開催概要は以下の通り。

『電子書籍を考える出版社の会』新規加盟社向け説明会
日時2010年7月1日(木)15:30~
会場株式会社毎日コミュニケーションズ
会議室(マイナビルームA)

東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル 9

説明会への参加を希望する場合は同務局までメールにて申し込みのこと。

『電子書籍を考える出版社の会』運営事務局

株式会社技術評論社 担当 馮(ふぉん)
tomihisa@gihyo.co.jp

『電子書籍を考える出版社の会』の概要(2010年6月28日現在)は以下の通り。

コンソーシアム名『電子書籍を考える出版社の会』⁠略称:eBP)
設立日2010年6月8日
活動内容定例会(毎月開催⁠⁠、分科会(契約・権利、販売研究、技術、電子出版戦略)活動、関連セミナー等
分科会概要
契約・権利分科会既存の紙出版で行われていた契約モデルを再確認および電子出版物に関する契約の在り方について討議、情報交換を行う.対執筆者、対流通に関する対応の仕方を協議する他、今後、ゲストにエージェンシーなどを呼ぶなど、現実的なところの確認、電子出版に適した契約書のフレーム作成などを目指していく.
販売分科会電子出版物の利益化を最重要課題として、分散化されていく販売チャネルの現状調査およびプロモーションの方法などについて討議・研究、情報交換を行う.将来的には、外部チャネルとの連携(協業?)についても検討していく.
技術分科会各種デバイスやPCに向けた電子書籍および電子コンテンツに関して、技術的な課題や展望について討議・検討していく.iPad/iPhone向けコンテンツの制作、ePubなどの電子出版フォーマットの研究を行う.その他、外部ベンダなどをゲストに呼ぶなど、最新動向をキャッチアップしていく.
会員企業(2010年6月28日時点、五十音順)株式会社アメリカン・ブック&シネマ
株式会社泉書房
株式会社インプレスジャパン
株式会社オーム社
株式会社技術評論社
株式会社秀和システム
株式会社翔泳社
株式会社新星出版社
株式会社ソーテック社
ソシム株式会社
ソフトバンク クリエイティブ株式会社
東京地図出版株式会社
株式会社日刊工業新聞社
株式会社ビー・エヌ・エヌ新社
株式会社ボーンデジタル
株式会社毎日コミュニケーションズ
株式会社ワークスコーポレーション
電子書籍を考える出版社の会
URL:http://www.ebookpub.jp/ ⁠2010年7月1日公開予定)

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