NTTコムウェア、クラウドサービス「SmartCloud Resource Pool」「SmartCloud Desktop」提供を開始

NTTコムウェア⁠株⁠は、同社が提供するエンタープライズ・クラウド「SmartCloud」の第一弾として、柔軟かつ迅速にITリソースを提供する「SmartCloud Resource Pool」と、シンクライアント環境を提供する「SmartCloud Desktop」を2010年7月15日より提供開始する。

SmartCloud Resource Pool

SmartCloud Resource Poolは、ビジネスや情報システムのライフサイクルにあわせて、可用性の高いICTリソース(サーバー、ストレージ等)を月単位で利用、増減できるIaaS型のサービス。以下のような特長を持つ。

  • エンタープライズ向けの信頼性、セキュリティ、運用
  • 仮想サーバはHA(High Availability)機能により自動復旧、コストを抑えて高可用性を実現
  • 同社国内データセンターのマルチサイト利用により、事業継続性を向上
  • 専用線をはじめキャリア各社の各種ネットワークと接続し、多様なニーズに対応
  • ダッシュボード機能、レポーティングにより、サービスの見える化を実現

提供価格例は以下の通り。

初期費用219,000円~、月額:44,700円~⁠税込)
CPU 2.4GHz相当/1コア、メモリ2GB、ストレージ10GB、100MbpsNIC、OSオプションの場合

SmartCloud Desktop:デスクトップ・サービス

SmartCloud Desktopは、セキュリティ/ガバナンスの強化に有効なシンクライアント環境を柔軟に利用できるDaaS(Desktop as a Service)型のサービス。以下のような特長を持つ。

  • 柔軟性とガバナンスを両立するエンタープライズ向けシンクライアント
  • 使い慣れたWindows環境でコールセンター利用から一般的なオフィス利用等、企業のさまざまな業務に対応
  • ユーザをパッチ対応等から解放するのに加え、システム管理者をPC管理から解放
  • ファイルサーバ機能、リモートアクセス機能などの拡張が可能
  • SmartCloud Resource PoolのHA機能とマルチサイト利用により、事業継続性を向上

提供価格例は以下の通り。

初期費用912,300円~、月額:10,500円/ID~⁠税込:1,000IDの場合)

同社では、国内最高レベルのPUE(Power Usage Effectiveness:電力使用効率)を実現しSAS70報告書を取得したデータセンター、ISO/IEC20000認証を取得したITサービスマネジメント、社内クラウドとして約50システムの統合、約5,000アカウントを収容するデスクトップ・サービス(シンクライアント)運用などのノウハウと実績を基に「SmartCloud」の各サービスを実現している。

2009年7月に「SmartCloud」コンセプトを発表し、その後の顧客の意見をまとめ、これに応えるサービスの第一弾として提供するのが今回の「SmartCloud Resource Pool」「SmartCloud Desktop⁠⁠。今後、各サービスにおけるメニューやサービスレベルの拡充、開発環境提供サービスなど新たなサービスを順次提供していくとのこと。

サービスメニュー概要・全体像と拡張予定サービス(PDFドキュメント)
URL:http://www.nttcom.co.jp/news/pdf/smartcloud_20100714.pdf
SmartCloud
URL:http://www.nttcom.co.jp/smartcloud/

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