クラウドコンピューティングの利用促進を目的とした(社)「クラウド利用促進機構」設立

7月16日、クラウドコンピューティングの利用促進を目的とした「一般社団法人 クラウド利用促進機構」が設立された。

同法人によると、情報システムの進化としてクラウドコンピューティングが大きな潮流となっている中、世界ではGoogleやAmazonなどを中心にクラウドの活用が始まっており、日本は遅れをとっている。そこで海外の技術を吸収することで日本の産業を活性化し、イノベーションしていく必要がある。さらに日本独自の技術を発展させるだけではなく、海外の良いものと日本の良いものをどのように融合していくかが重要と考えたという。そのため、日本におけるクラウドコンピューティングの健全な利用と発展をうながし、その活用シーンを広げるための活動を目的とするのが設立の主旨としている。

主な事業内容は以下の通り。

  1. クラウドコンピューティングの利用と普及促進、および啓発活動
  2. クラウドコンピューティングに関わる教育、導入支援活動
  3. クラウドコンピューティングにかかわる相談、コンサルティング活動

また同法人の設立に合わせ、Amazon Web Service(AWS)の普及・啓発のための教育事業「StartEC2」を開始することも発表された。同事業は企業に講師を派遣してAWSに関する教育を行うというもの。AWSの利用促進を目的とし、クラウドの概要からAWSの具体的な利用方法まで広く網羅し、AWSを一度も利用したことがないユーザでも短期間に学習・習得できる内容とのこと。

さらに、StartEC2の事業開始に伴い、「AWSハンズオンセミナー」を7月30日に実施する。AWSの利用、操作をハンズオン形式で体験でき、基礎を理解できるもの。

(社)クラウド利用促進機構
URL:http://www.cloud.or.jp/

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