株式会社CLOQUE.は、リッチコンテンツから情報を抽出し、端末に合わせ最適化を行う技術を開発。第一弾となる今回はFlashで制作されたファイルからHTMLファイルを作成するサービス「FLAML」を11月10日にリリースすると発表した。
FLAMLは、主にFlashサイトの運営者や開発者向けに、制作されているFlashサイトを解析し、サイト構成を保ちつつHTMLファイルを数日で作成するサービス。
FLAMLを利用することで、Flash Playerをサポートしていない端末向け(iPhoneやiPad)に用意する代替コンテンツとしてのHTMLファイルを、手間とコストを削減して作成できるようになる。そして、様々な端末で閲覧可能なコンテンツは、機会損失を防ぐ効果が期待される。
今回のリリースでは、FlashのフレームワークであるProgressionを使用したファイルにのみ対応している(その他の規格に対しては順次対応する予定)。なお、Flashサイトの画面構成やボタン、リンクなどをHTMLファイルと画像ファイルにて再現する。Flash特有のインタラクティブな画面の動きなどは再現されない。
FLAMLの他の特徴は、以下のとおり。
- FlashサイトとHTMLサイトを同一のURLに設置した場合、閲覧端末の環境に合わせ、Flash Playerがインストールされている環境ではFlashサイトを、インストールされていない環境ではHTMLサイトが表示されるようになる。
- オプションとして、作成されるHTMLのサイズを端末の画面サイズに合わせて指定することが可能。
- 作成される HTML ファイルは W3C にほぼ準拠している(準拠していない点は、アドレスの「#」以降に「/」を使用している一点のみ)。
- FLAML
- http://flaml.jp/
- CLOQUE.
- http://cloque.jp/