インターシステムズ、オブジェクトデータベースの新バージョン「CACHE 2010.2」発表

インターシステムズジャパン⁠株⁠は10月25日、同社のオブジェクトデータベース ⁠InterSystems CACHE(キャシエ⁠⁠」のメジャーリリースになる新バージョン「CACHE 2010.2」を発表した。CACHEはトランザクションシステムのための拡張性をもつオブジェクトデータベースで、リレーショナルデータベースと比べSQLクエリを高速に処理する。

同製品の特徴は以下のとおり。

CACHEデータベースミラーリング
CACHEデータベースミラーリングは、CACHEベースの2システム間で自動フェイルオーバを提供する。その際、専用のストレージやネットワークサーバは不要となる。これまでの高可用性ソリューションに必要なインフラ、配備、構成、ソフトウェアライセンス、プランニングに膨大な投資を行っていたが、CACHEデータベースミラーリングにより、計画的なダウンタイムから、予期しない状況においても、信頼性が高く堅牢な自動化ソリューションを低コストで提供し、ITコストの削減を実現する。
JavaのためのCACHE eXTreme
JavaのためのCACHE eXTremeは高速でデータ変更を行う際にデータ永続性を付加する機能。CACHE多次元データベースエンジンにダイレクトJavaアクセスを提供することで、フィールドテストでは、別のデータハンドリング手法に比べ7倍の改善が計測されている。JavaのためのCACHE eXTremeは、インメモリデータベースに匹敵する速度でシステムを運用しながら、履歴データ、トランザクションデータの両方に永続性を提供する。

CACHE 2010.2の対応OSはWindows、Mac、UNIX、OpenVMS。価格は1ユーザ当たり28,000円~178,950円となる。

インターシステムズジャパン⁠株⁠
URL:http://www.intersystems.co.jp/

おすすめ記事

記事・ニュース一覧