京セラコミュニケーションシステム(株)(KCCS)は、スマートフォンやiPadなどのタブレット端末に関連するセキュリティ対策支援サービス「スマートフォン向けセキュリティサービス」を、2月1日より提供開始した。
国内においてもスマートフォンの普及が進み、企業では業務用ツールとして活用が進んでいる。スマートフォンは従来の携帯電話に比べてよりオープンな環境であるため、セキュリティの脅威も大きくなり、PCと同程度のセキュリティ対策が求められている。スマートフォンアプリケーションの中には、故意に個人情報や位置情報を外部に送信するものや、セキュリティ対策が実装されていない脆弱なものがある。さらにJailbreakなどメーカサポート対象外の使い方をしている場合は、ウイルス感染などの危険性も潜んでいる。一方、運用面では紛失時の対応を含めた端末設定や、ダウンロード可能なアプリケーションを企業内で制限しておくことが必要となる。
このような背景からKCCSでは、Webアプリケーション診断で培ってきた“診断”のノウハウと、スマートフォンアプリケーション開発の経験をもとに、サーバ上のアプリケーションとスマートフォンにインストールされたアプリケーションの両方の視点からセキュリティ上のリスクを確認するサービスを提供する。
また、業務用スマートフォンに対する基本的な端末設定基準の作成から、端末紛失時にも被害を最小限にできるような対策の支援や開発者向けのガイドラインの提供など、高いセキュリティの確保をトータルで支援するサービスも提供していく予定とのこと。
- 京セラコミュニケーションシステム(株)
- URL:http://www.kccs.co.jp/