GMOインターネットグループ株式会社は、世界一の福利厚生、そこから生まれる世界一のサービスを目指すべく、福利厚生の大幅な拡充プロジェクトをスタートしました。今回、正式オープンに先駆けて記者向けお披露目会が開催されました。ここではその模様をお届けします。
社員が考えた、社員のための設備
今回のプロジェクト推進にあたり、同社代表取締役会長兼社長の熊谷正寿氏は、冒頭の挨拶にて「GMOは創業以来“スピリットベンチャー”宣言をしています。その中の1つに“スタッフは家族である”という考え方があります。その考え方に基づき、世界一のサービスを提供するためには“世界一の福利厚生を提供すること”が大切と考え、今回のプロジェクトが始動しました」と述べました。
今回のプロジェクト始動は、2010年に実施した同社のグループ全体会議の公約になっていたもので、2011年にプロジェクトメンバーが決定し、2011年5月から着工が始まっています。
世界一の社員食堂、シナジーカフェ「GMO Yours」
その第一弾となるのが、明日6月17日に正式オープンするシナジーカフェ「GMO Yours」。シナジーカフェと名付けられているとおり、多様な文化を持つグループ各社のスタッフが集まり、シナジーの発揮される場所として、またスタッフのための食堂という思いが込められているとのこと。
ここでの飲食はすべて無料となっていて、朝~昼(8:00~20:00、カフェタイム)、昼(12:00~14:00、ビュッフェタイム)、金曜の夜(金曜18:00~22:00、BAR&クラブタイム)と、時間と曜日に応じた設定がされています。また、自動販売機はFamily Martと提携して軽食・スナック、ドリンクの提供を24時間行います。
すべて無料にはなっているが、グループ各社の社員がどのぐらい食事を取るか、社員ひとりひとりに「yoursカード」を渡して、データ計測を行う管理も行っています。
グループ会社間のコラボレーション
先ほども述べたとおり、金曜日の夜18:00~22:00の間は、カフェブースがバーとなってオープンします。「一週間の仕事を終えたあと、ちょっとした休息とともに、この場でグループ間の社員の交流が活性化すれば」(熊谷氏)というように、アルコールとともに、人と人のつながり、そこから生まれるアイデアが増えていく狙いもあるとのこと。
社員が考えた、社員のための食堂
シナジーカフェ「GMO Yours」は、グループに所属する2,300名の従業員の中から、8名が選ばれ、この8名がチームとなって推進しています。全部で195個のアイデアを盛りこみ、22個の付加価値を実現したそうです。「社員のための、美味しい食事と健康を追求しました」と述べるのは、GMO Yoursプロジェクトの浅香光氏。「自分たちが、自分たちのために考えることができたことが大きいですね。何より“世界一を目指す”という代表からの募集に惹かれました」と、メンバー全員、社員全員が、このプロジェクトに、自ら積極的に関わっていることが伺えました。
託児所・キッズルーム「GMO Bears」
次に、来月オープン予定となっている託児所・キッズルーム「GMO Bears」を紹介します。こちらは、育児と業務を両立させるために用意されているスペースで、GMO Yoursと同様、公募で集まったメンバーによって、教育方針やカリキュラムが検討され、現在オープンに向けて準備が進められています。
プロジェクトリーダーの稲垣法子氏自身が3歳のお子さんがいらっしゃるとのことで、「働くママさんの目線から、プロジェクトに取り組んでいます」とのこと。
社員への癒し「GMO BALI RELAX」
さらに、近日オープンのものがもう1つあります。社員の疲れを癒すためのマッサージルーム・昼寝スペース「GMO BALI RELAX」です。
ここでは、シエスタのような位置付けとして少し疲れたときの睡眠を取ったり、また、デスクワークの疲れを、専属のマッサージ氏によるマッサージを受けることで疲労回復することができます。2011年6月16日現在、無料で利用できるようにするとのこと。
社員が働きやすい環境から、世界一のサービス誕生に向けて
以上、GMOインターネットが取り組んでいる、世界一の福利厚生プロジェクトをご紹介しました。日本の企業として、ここまで整備された環境はこれまであまり見たことがありません。こうした社員の働きやすい環境の整備が企業の成長にもつながります。これから、GMOグループの社員たちが生み出す世界レベルのサービスの登場に期待しましょう。