KDDI株式会社、沖縄セルラー電話株式会社は2011年7月27日、日本マイクロソフト株式会社が提供するスマートフォンOS「Windows Phone 7.5」を搭載した、富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製「Windows Phone IS12T」を2011年9月以降に発売することを発表した。
Metro UIを搭載したWindows Phone 7.5
今回搭載されるWindows Phone 7.5は、Metro UIと呼ばれる新しいユーザ体験を提供するユーザインターフェース機能を実装する。
これは、ライブ・タイルというコンセプトにより、情報を瞬時に把握でき、パノラマUIにより、片手での操作がしやすい仕様となっているのが特徴。
Facebook、Twitter、LinkedInなどのWebサービスにアプリを個別に起動することなく、OSから直接アクセスできる「People Hub」の考え方を実現している。
その他、Internet Explorer 9やSkyDrive、Office365などの、同社のプロダクトを搭載する。
また、日本で開発されたカーブフリックによる入力も可能となっている。
また、Windows Phone 7.5用SDKを利用した開発環境およびエコシステムが整備されており、サードパーティによるアプリケーション展開が可能となる。開発したアプリケーションは「Windows Phone Marketplace」と呼ばれる35の地域に対応した配信プラットフォームから提供される。2011年7月27日現在、37社の企業がアプリ配信を予定している。
防水・防塵効果、1320万画素カメラを実装したデバイス
Windows Phone IS12Tは、防水・防塵(IPX5/IPx8/IP5X相当)対応で、幅59ミリ、113g(バッテリ装着時)のコンパクトサイズの筐体となっている。
カメラの有効画素数1,320万画素、TFT液晶(約3.7インチ、WVGA)となっており、auのサービスのうち、Cメール(受信のみ)、Eメール(@ezweb.ne.jp)に対応予定とのこと。
同製品は2011年7月28日からKDDIデザイニングスタジオ(東京・原宿)(およびau NAGOYA(愛知・名古屋)にて展示が開始される。