株式会社ミクシィとTwitter Japanは2011年11月30日、両者間でのサービス、ビジネスに関する連携を強化することを発表した。
mixiが持つソーシャルグラフとTwitterが持つインタレストグラフとの融合
mixiは2011年9月時点で登録ユーザ数2,535万人、月間利用者数1,516万人のSNSで、マイミク(友人)同士のつながりから生まれるソーシャルグラフが特徴のサービス。先日発表されたmixiページで展開するプライベートエリアとパブリックエリアのさらなる強化を図っている。
一方のTwitterは、全世界でのアクティブユーザ1.2億人超、総ツイート数2.5億/日、毎日ログインしているユーザ数が50%以上と、非常に大きな数のユーザを抱え、独自のインタレストグラフを持っているのが特徴で、Twitter Japan代表近藤正晃ジェームス氏は、これからの日本向けの戦略として
といったプロモーションと連動した展開を強化していくと発表した。
株式会社ミクシィ代表取締役社長笠原健治氏は今回の発表について、「今年、日本は3.11の東日本大震災という悲しい出来事を経験しました。このとき、mixi、Twitterそれぞれが、ユーザ間のつながり、その枠を越えたつながりで活用されました。しかし、振り返ってみると、震災時、もっと連携していればもっと良いサービス提供ができたのではないかという思いもあり、そこから今回の提携につながりました」と説明する。
具体的な展開としては、
- 新サービス・ビジネスの共同開発
- mixi既存サービスにおける連携の強化
の2つの軸を中心に連携が強化されていく。
新サービス・ビジネスの共同開発
1つめの新サービス・ビジネスの共同開発では、同日グランドリリースしたキャンペーン企画「mixi Xmas 2011」を皮切りに、さらに2012年1月にはスマートフォン向け位置情報共有サービス「Pelo」のリリースが予定されている。
mixi既存サービスにおける連携の強化
また、mixi既存サービスにおける連携の強化として、すでに実装されているつぶやきとTwitter連動、mixiページとTwitter連動の他、
- Twitter相互フォロワー同士の友人申請
- mixi日記投稿完了後のTwitterフォロワーへの共有
といったものが予定されている。これらについては、実装時にはmixiの特徴であるマイミク間に対する共有範囲の設定ができるなど、既存ユーザに対する配慮も行われるとのこと。