at+linkとブレイン、クラウド型メールリレー配信システムを提供開始─プロバイダや携帯キャリアのブロックを回避可能

⁠株⁠リンクと⁠株⁠エーティーワークスが共同で提供する専用サーバサービス「at+link」と、大規模メール送信システムblaynmailを提供しているブレイン⁠株⁠は、自社でメール配信システムを持っている企業向けに、メールリレー環境「blaynengine with at+link」の提供を2012年1月12日より開始した。

多くの顧客に対して送る一斉メールや、多くの商品を取り扱うECサイトで商品購入時にユーザに送信するメール等は、フリーメールプロバイダ(Yahoo!メール等)や携帯キャリアによる規制、スパム対策の影響を受け、遅延したり到達しない場合がある。この問題を解決するため、ブレイン社は「blaynmail」というシステムを2000年から提供しており、導入企業数4,300社という。

「blaynmail⁠⁠ はメール配信システムを持たない企業向けに管理画面上でメールの作成から配信までを行うサービスであるのに対し、⁠blaynengine with atlink」は、すでに自社でメール配信のシステムを持っているユーザ向けに、プロバイダやキャリアによるメールブロックを回避できる「blaynmail」のエンジン部分のみを提供するもの。

「blaynengine with at+link」のリレーメールサーバは、一般的にメール送信に使用されているSendmailやqmail、PostfixなどのMTAではなく、1時間あたり100万通の配信が可能なうえ、キャリアによってIPアドレス単位で受信制限を受けた場合も、その状況を検知して自動的に他のIPアドレスに切り替えて配信を続けることが可能。

リレーメールサーバのみを提供するサービスは同サービスの他にもいくつか存在しているが、すべて大規模配信向けのもので、年間200万~400万円ものコストがかかる。一方「blaynengine with at+link」は、複数ユーザでリレーサーバを共有するクラウド型サービス。月あたり10万通のプランが31,500円~という低価格を実現している。申し込み前に7日間試用でき、即日利用も可能。

料金は以下の通り。

プラン初期費用月間利用料
10万通/52,500円31,500円
20万通/52,500円36,750円
30万通/52,500円42,000円
100万通/52,500円105,000円
blaynengine with at+link
URL:http://blayn.at-link.ad.jp/

おすすめ記事

記事・ニュース一覧