Acroquest Technology、HTML5+CSS3+JavaScriptによるグラフィカルなWebUIを開発するためのプラットフォーム「Web Graphical Platform」OSSで公開

Acroquest Technology⁠株⁠は2012年5月9日、HTML5+CSS3+JavaScriptによるグラフィカルなWebUIを開発するためのプラットフォーム「Web Graphical Platform(以降WGP)Ver. 0.1」をオープンソースとして公開した。

Web Graphical Platform
URL:http://wgp.sourceforge.net/

WGPは、同社の製品であるENdoSnipeの運用監視機能であるDashboardを実現する基盤として開発したもの。WGPはjQueryをベースとしており、ツリーやグリッド、グラフなどのコンポーネントライブラリや、SVGライブラリと組み合わせることで、Webブラウザ上に効率良くグラフィカルな画面を実装することが可能となっている。とくに、監視システムやOSS(Operations Support System:運用支援システム)など、ダイナミックなグラフィック描画を求められるアプリケーションに適している。

主な特徴は以下のとおり。

  • HTML5、CSS3、JavaScript、SVGなどのWeb標準となるデファクトスタンダードな技術を利用することにより、特定のベンダに縛られないクロスプラットフォーム環境で動作するアプリケーションを開発可能
  • オープンソースのライブラリを利用した標準的なグラフィカルコンポーネントを多数提供
  • 機能追加用のインターフェースを備えており、ウィジェットの追加、カスタマイズが容易
さまざまなコンポーネントが用意されている
さまざまなコンポーネントが用意されている

現在、Hadoop内部動作監視デモやNetwork Management Systemの回線状況監視デモなど、さまざまな用途で利用されている。

Hadoop内部動作監視デモ
Hadoop内部動作監視デモ
Network Management Systemの回線状況監視デモ
Network Management Systemの回線状況監視デモ

今回のVer. 0.1リリース後は、7月にVer. 0.2としてネットワーク表示機能追加、9月にVer. 1.0としてクライアント/サーバ連携機能追加、API公開が予定されている。また、ライセンスはMIT Licenseとなっている。

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