株式会社ヌーラボは2012年9月5日、同社のプロジェクト管理ツール「Backlog」の新バージョンの販売を開始した。
- Bakclog
- http://www.backlog.jp/license/package.html
50を超える新機能を追加
今回のバージョンアップにより、50を超える新機能が追加された。
一番のポイントはバージョン管理ツールに「Git」を採用した点(後述)。この他、どの画面からも目的の情報にアクセス可能になったり、ファイルをドラッグ&ドロップでアップロードできるといったUI面での機能強化がなされている。
Gitを搭載
バージョン管理ツールとして、分散型のバージョン管理システム「Git」を搭載した。Gitの特徴は、複数拠点での利用時にシームレスにバージョン管理が行える点。現在、Web制作やWeb開発プロジェクトにおいてシェアを拡大している。
Backlogに搭載されているGitは、
- 日本語サポート
- コミットの課題連携
- ファイルビューア機能
- 視認性を高めたネットワーク図
といった特徴がある。
今回の発表にあたり、同社代表取締役橋本正徳氏は、「今年7月末にASP版でGitの機能を追加した後、新規のユーザが増えてきました。バージョン管理にGitを使うユーザはまだまだ多くはないと思いますが、Gitの利用者増に貢献していくためにも、諸事情でASP版が使用できない企業様に、パッケージ版を通してGitをご利用いただければと考えています」と、ポリシーなどによりASP版のBacklogが利用できない企業ユーザや、すでにGitを使っているユーザに向けたプロダクトとして、また、さらなるBacklogユーザの獲得に向けたコメントを伸びている。
このように、利便性の高いソフトウェアの連携により、さまざまなプロジェクトが効率的に進行でき、より品質の高いプロダクトやサービスが生まれることを期待したい。