日本マイクロソフト株式会社は2014年6月2日、同社のタブレットデバイスの最新版「Surface Pro 3」を発表した。
画面サイズ12インチ、厚さ9.1ミリ、重さ800g、タブレットサイズでフルPC機能
Surface Pro 3の特徴は前バージョンと比較して画面が大きくなり、軽量化した点。前バージョンと比較して、10.6→12インチ(画面サイズ)、13.5→9.1ミリ(厚さ)、907→800g(重さ)となっており、また、画面の解像度は2160×1440 CleaTypeフルHD+高解像度スクリーン、アスペクト比は3:2になった。
発表にあたり、同社代表執行役社長 樋口泰行氏が登場し、「参入が遅れたのは否めない」としたものの、Surface Pro 2リリース後、タブレットのシェアが30%を超えたこと、そして、今回のSurface Pro 3でさらにシェアを拡大できると信じていると力強くコメントした。
アナログの世界の体験をデジタルに
続いて登場したのは、米Microsoft, Sales & Marketing, Surface & Windows HardwareのBrian Hall氏。これまでの日本でのSurface発表会に毎回登場する人物だ。
Brian氏は、Surface Pro 3になり、大画面・軽量化されたこと、また、キーボードやトラックパッド、そして新型のSurface Penなどの入力デバイスの操作感が改善された点を強調した。そして、それを実証するものとしていくつかのデモが行われた。
再びBrian氏が登場し、『The New York Times』電子版上のクロスワードパズルや、Sudoku(数独)アプリのデモを行い、実際の入力を新型Surface Penで行い、これまでのアナログの体験と同等の操作を紹介した。入力そのものに加えて、実際にPenで記入された文字が自動認識され、テキストデータで取り込まれるなど、アナログ体験とデジタルの融合がなされているのが印象的だった。
本日より予約開始、発売は7月17日から
予約は6月3日0時より開始されており、発売は2014年7月17日からとなっている。税抜参考価格は、一般向けが11万1,800円(Core i5、メモリ:4Gバイト、記憶域:128Gバイト)~、法人向けが10万800円(Core i5、メモリ:4Gバイト、記憶域:128Gバイト)~となっている。なお、エントリモデルとなる一般向けSurface Pro 3(Core i3)について2014年8月からの販売予定。税抜き参考価格は9万1,800円。