アドバンスソフトウェア(株)は11月26日、Windows上でExcelファイルを生成するコンポーネントExcelCreatorの最新版「ExcelCreator 2016」を発売した。
「ExcelCreator 2016」は、Visual Basic .NET、Visual C#、ASP.NETで作成したプログラムでExcelファイルを簡単に作成することができるコンポーネント。実行環境にExcelのインストールは不要で、プログラム中で高速にExcelファイルを作成できる。既存のExcelファイルの上書きや別ファイルへの保存が可能なほか、セルの書式、Excel関数や計算式、オートシェイプ等の設定、行/列の挿入、削除等の操作が簡単なコーディングで実現できる。
新バージョン「ExcelCreator 2016」はExcel 2016に対応し、Expressコンポーネントを使用すると大量データを高速に生成することができる。ExcelファイルをPDFやHTMLファイルに変換して出力する機能も持つ。
同製品は、Excelのファイル形式(xls/xlsx)、および動作環境(.NET/ActiveX)の違いによる3製品の統合パッケージとなっている。
製品名 | 対応ファイル形式 | 動作環境 |
ExcelCreator 10.0 for .NET | xlsx/xls | .NET |
ExcelCreator Ver3.6 | xlsx | ActiveX |
ExcelCreator Ver3.0 | xls | ActiveX |
上記のうちバージョンアップされたのは.NET版の「ExcelCreator 10.0 for .NET」。従来はxlsx、xlsの生成ファイル別にコンポーネントも分かれていたが、同一のコンポーネントで対応できるようになった。
価格は1クライアント開発ライセンス69,120円(本体価格64,000円)。ExcelCreator 2016を組み込んで開発したアプリケーションをサーバに配置して使用する場合は別途サーバーライセンスが必要。サーバーライセンスはxlsx形式用、xls形式用のコンポーネントがそれぞれ129,600円(本体価格120,000円)、両方の形式を扱える統合コンポーネントが194,400円(本体価格180,000円)。
- ExcelCreator 2012 製品情報
- URL:http://www.adv.co.jp/product/product_excelcreator2016.htm
- アドバンスソフトウェア(株)
- URL:http://www.adv.co.jp/