2019年3月13日、那覇空港際内連結ターミナルに新たにオープンするクラフトショップ「Dear OKINAWA,」に関する記者発表会が行われた。
- Dear OKINAWA,
- https://dearokinawa.com/
沖縄の新たな観光資源としての「工芸・クラフト」
Dear OKINAWA,は、ネイティブ株式会社およびゆいまーる沖縄株式会社による共同事業で、沖縄のクラフトを中心に集めたセレクトショップで、クラフト作家が将来的に沖縄に定住し世界で活躍できるような仕掛け作りを目指すとともに、沖縄の土産市場の発展、そして「工芸・クラフト」がこれからの沖縄の新たな観光資源になることを目指している。
たとえば、全国のクラフト作家の登竜門になる企画「Craft Gateway Okinawa」を展開することで、沖縄での作家デビューを後押しする活動を行っていくとのこと。
ネットから広がったクラフト文化をさらに多くの人たちへ
今回、出店する店舗で特徴的なのが、インターネット上の販売店、いわゆるネットショップを運営するクリエイター・作家の工芸品が販売されること。
株式会社KDDIウェブコミュニケーションズが運営する無料ホームページ作成サービス「Jimdo」を利用しているユーザからは、沖縄のクラフト作家5組の商品が出品される。
KDDIウェブコミュニケーションズでは、普段ネットショップで販売している商品を「空港」で販売することにより、普段は触れない層へのアプローチやリアル店舗での販売がネットショップへどのような影響を与えるかを見ることを狙いの1つとしている。
同社代表取締役副社長の高畑哲平氏は「沖縄という場所は、さまざまな文化が入り混じり、地理的にも日本の中でも1つの国と捉えることができます。そこに私たちが最初に関わり、私たちのサービスを利用している作家の皆さんのクラフトが、沖縄を訪れる方たちからどのような反応を得られるのか、まずそれを知ることを第一に考えています。沖縄という場所からたくさんのフィードバックを得られれば、その次の展開を進めるにあたりさまざまな可能性が広がっていくからです。今後、Dear Okinawa, での反響を見ていきながら、リアル店舗とインターネットでの相互販売が商品の売り上げに貢献する結果が得られた場合、他のリアル店舗での販売も検討しています」と、沖縄を選んだ理由と今後の展望について述べた。
この他、沖縄セルラーアグリ&マルシェ株式会社がネットショップで販売する商品や、GMOペパボ株式会社が運営するオンラインハンドメイド・クラフトマーケット「minne」で提供される商品が販売される。
店舗の営業開始は、那覇空港際内連結ターミナルオープンと同じく2019年3月18日から。