U-22プログラミング・コンテスト実行委員会は、2021年11月21日(日)に行われた最終審査会において、入選16作品を審査、経済産業大臣賞をはじめとする各賞を決定した。
2020年に引き続き、新型コロナウィルス感染症t対策のため、制作者はオンライン上から最終プレゼンテーションを行う形で開催された。
こうした開催形式から、今回の経済産業大臣賞受賞作品は、どれも作品だけでなく最終審査のプレゼンテーションでその特徴を十分発揮したものとなった。経済産業大臣賞<総合>を受賞したのは「Chokoku CAD」(船橋 一汰さん/一宮市立大和中学校)。既存のモデリングアプリの複雑さに着目し、だれでも容易に扱えることを可能にし、プレゼンでは実装時のトライ&エラーについて、中学一年生とは思えない着眼点と実現方法をわかりやすく解説した。
また、経済産業大臣賞<プロダクト>はヘルプマーク支援アプリ「ヒトコエ」(m×/HAL名古屋)。作成者ご自身の体験をもとに、障がい者と健常者、両サイドの視点から、専門施設にヒアリングし、テスト・検証を重ね、そのアプローチには、委員たちに「泣いた」と言わせた。経済産業大臣賞<テクノロジー>は静的型スクリプト言語「Kirl」、経済産業大臣賞<アイデア>は、「音」
の可能性を広げたいという想いで制作された「次世代の音楽フォーマット」が、それぞれ受賞した。
その他、経済産業省商務情報政策局長賞(6作品)、各スポンサー企業賞等を含めた最終審査の結果は「U-22プログラミング・コンテスト2021」公式サイトにて公開されている。