Adobe MAX 2014、開幕!
2014年10月6日(米国時間)、ロサンゼルスにて開幕したAdobe Systems主催のクリエイティビティカンファレンス「Adobe MAX 2014」。デベロッパやクリエイタたちの創造力を創発するさまざまな新発表が行われています。
第1回目となる今回は、初日に発表されたAdobe Creative SDK1.0のパブリックベータについてご紹介します。
今年6月にプライベートベータとして公開されていましたが、米国時間10月6日より誰でも登録すれば利用可能になります。
Adobe Creative SDKの特徴
Adobe Creative SDKは、Creative Cloudのさまざまな機能やサービスをクラウド経由で利用できるコンポーネントが含まれた開発者キットで、デベロッパは無償でCreative SDKを使って、Photoshopの機能やCCのストレージサービスとの連携機能などを自分の開発するアプリに追加することが可能になります。
たとえば、写真加工アプリを作る場合であれば、Creative SDKに含まれている、
- 傾いた画像をワンクリックで修正する簡単かつ強力な歪み補正機能のUprightのコンポーネント
- 切り抜き機能など、PhotoshopやLightroomに搭載されている豊富なコンポーネント
が無料で使うことができることは大変魅力的です。
またPhotoshopのPSDファイルを読み込んで、レイヤやグループを編集できるアプリも開発できます。
Creative SDKはcreativesdk.adobe.com/からダウンロード可能、ドキュメントも公開されています。
見どころ満載、大注目の基調講演
まず、Creative SDKについてご紹介しました。次回は、各種アプリケーションのアップデートや新たにリリースされた9つのモバイルアプリの紹介、CC(Creative Cloud)の最新動向といったAdobeの中心技術のプレゼンテーションの他、Surface Pro 3(Windows 8)と連携したタッチスクリーンデバイスでの開発・デザインへのアプローチ、クリエイターとビジネスをマッチングする「Talent Search」など、注目トピックが満載だった基調講演についてお届けします。お楽しみに!