Adobe MAX 2014最新レポート、最終回はフォトレポートでカンファレンスの雰囲気をお伝えします。
アメリカ・ロサンゼルスのダウンタウンにあるConvention Centerで展示ブースや各セッションが行われました。
会場の外観には遠くからでもすぐにわかるAdobeのロゴが飾られています。
その隣のNokia Theaterは、基調講演などの一般向けセッションが開催される場所です。
初日の基調講演を聞くために朝から長蛇の列が続いていました。
私にとって初めての海外カンファレンスでしたが、会場のスケールの大きさに興奮を隠せませんでした。
今年の基調講演ではCreative Cloudの大幅なアップデートと、13のモバイルアプリの刷新とリリースなど盛りだくさんでしたが、目玉はなんといってもMicrosoftのサトヤ・ナデラCEOがサプライズで登場して来場者全員にSurface Proをプレゼントすることを発表したことでしょう。Adobe MAX 2014のレポートはこちらよりご覧ください。
プレス向けには、AdobeのCEOシャンタヌ・ナラヤン氏とシニアバイスプレジデントのデイビッドワドワーニ氏のQ&Aの場が設けられました。
また会場から少し歩きますがJWマリオットホテルの中にプレス用の部屋もちゃんと用意されています。
高速なWiFi、電源、コーヒー等のドリンクも完備。忙しい時間の合間を縫って記事を書くのに必要不可欠な環境です。
メイン会場も広々と。
入り口から少し入ったところに黒板があり、自由に落書きができるようになっています。随所に現るクリエイティブのうちのひとつですね。
展示ブースエリアも広大です。
このエリアのいたるところにお菓子やコーヒー、アイスやフルーツやポップコーン、ポテトチップスなど日替わりで何かしらの飲食物が振る舞われていました。海外カンファレンス(というかAdobe MAXの)の気前の良さに軽く衝撃を受けました。
ロサンゼルスでは有名らしいオーガニックコーヒー屋さんも出店していて1杯1杯コーヒーを振舞っています。もちろん無料で。
Adobeグッズを取り扱うMAX Storeも出ています。Adobe関連の書籍から文房具、ちょっとしたガジェットから衣服まで、センスの良いAdobeグッズが並んでいます。
Adobe MAX 2014デザインのVansコラボシューズも売られていました。おしゃれです。( 買いませんでしたが)
MicrosoftのブースではSurface Proのタッチ&トライができます。しかしながら参加者全員(ただし関係者やプレスは除く)に配布されたSurface Proのセットアップ会場になっていました。
また新生VAIOのブースでは現在プロトタイプ段階の「VAIO Prototype Tablet PC」が披露されていました。クリエイタのために開発された「モンスタータブレットPC」は今年度中には発売を予定しているとのことです。とても楽しみです。
Adobe初のハードウェア製品である「Ink & Slide」のタッチ&トライコーナーもあります。
なぜかアーケード型のレースゲームも楽しめます。
Adobeのアプリケーションでデザインした画像をそのままTシャツにプリントするコーナーも大人気でした。
この時期のロサンゼルスの昼間の外気温は35度と非常に暑かったのですが、建物内はクーラーが効き過ぎていて寒いのでジャケットは必須です。服装は柔軟に脱ぎ着できるものを選ぶと良いでしょう。
2日目の基調講演は、世界でも著名なフォトグラファー、イラストレーター、コメディアン&ミュージシャン等のクリエイティブセッションでした。
各人のクリエイティブの話に特化し、Adobe製品の話がほぼ出なかったことが印象的でした。
そして2日目の夕方からAdobeのラボで開発に取り組んでいる未来のテクノロジーを紹介するAdobe MAXの恒例の目玉イベント「Sneak Peaks」が開催されました。レポートはこちらよりご覧ください。
夜はMAX Bashへ。外の会場に移動し、たった数時間だけ開催されるAdobe MAXのための野外フェスティバルです。
ドクロのオブジェに音楽に合わせてプロジェクションマッピングしているというものが普通に置いてあったりします。
当然、食べ物や飲み物は無料で振る舞われます。
とってもクールでクリエイティブな雰囲気に圧倒されました!ロックバンドのKings Of Leonのライブもありました(その時間には食事に出てしまいライブは逃しましたが) 。
最後にプレスや関係者向けパーティーで遭遇した、Photoshopの生みの親であるトーマス・ノール氏と記念写真を。私もきっとみなさんも、この人がいなければ、今の仕事をしていなかったと思います。
私にとって初めて行ったAdobe MAXであり、初めての海外カンファレンスでした。
Adobeならではの随所に感じるクリエイティビティ、スケールの大きさ、雰囲気に圧倒され、こんなに素晴らしいカンファレンスに行けたことに感謝しています。日本のデベロッパやクリエイタの皆さんも機会があればぜひ行ってみることをおすすめします。
きっと参加費と渡航費以上の刺激をもらえるはずです。とくに今年はSurface Proのプレゼントもあり大当たりの年だったのではないでしょうか。