昨日に続き、
本ページでは、
イベント開始前
スタッフの皆さんが、
安藤祐介さん「オープニング」
日本PHPユーザ会 安藤祐介さんによるあいさつから、
今回のテーマ
また、
そして、
廣川類さん「基調講演」
日本PHPユーザ会 廣川類さんによる基調講演は、”
PHP4.
PHPの実行速度は、
PHP6までのつなぎとして先日PHP5.
そして、PHP6の開発は遅延しておりリリース予定は未定になっています。6.
PHP6の課題では、mbstringの機能の多くがネーティブ実装化されるので、絵文字や文字コード検出などの日本語対応が十分なのかがあります。正規表現には鬼車拡張が提案されています。mbstringは不要になるのかという点も心配されます。
最後に、”
江明宗さん「台湾PHPコミュニティの日々」
Taiwan PHP User Group 江明宗さんによる台湾のPHP活動の現状として、PHPのイベントでは今回のPHPカンファレンスのような大勢の人は集まらないという話から始まりました。
江明宗さんがPHPを勉強し始めたころ、台湾ではハードウェアが重視されており、それは今日でも変わっていないそうです。その当時のソフトウェアの状況は、ローカライゼーションや書籍、トレーニングを移植していたそうです。台湾でもゲームは人気があり、日本のゲームが特に人気があるそうです。
マルチバイト問題、違法コピー、インターネットバブル、台湾の市場規模が大きくないなど様々な問題もあるそうです。
江明宗さんは最初はコンピュータのメンテナンスをしていましたが、何か差別化が必要だと思いPHPの勉強を始めたそうです。最初は予算が少なかったので、オープンソースのソフトウェアを触ってみたりしていたそうです。
その後 Taiwan PHP User Group(twpug.
ユーザ会では、質問に答えたり、海外の新しいPHPアプリケーションの紹介、PHP関連ニュースやアプリケーションの翻訳やローカライゼーションを行っています。
最近は、PHPフレームワークのやクラウドコンピューティングがあったり、
台湾におけるソフトウェア開発の教育はまだまだ進んでおらず、多くの学生が先に就職先を探してから勉強をするという人が多く、就業率は高いと話されていました。インターネットの通信速度の問題もあり、日本と比べるととても遅いとのことです。
国内のような市場規模の大きくところから、世界に視野を広げていかないといけないということや、権利や著作権で争うのではなく、標準技術の積極的に使って行くということもこれから進めて行くそうです。
会場からの質問時間が設けられ、
柏岡秀男さん「~PHP初心者講座~ WEB業界で生き抜くために」
本日は、
サブ会場のはじめのセッションは、
はじめのセッションにかかわらず、
「PHPとは?」
ウェブを当初から意識して開発されたPHPの
実際にPHPを使う方法としては
また、
PHPの外部ライブラリとしてPEARの紹介もありました。
テンプレートエンジンとしてSmartyが紹介され、
フレームワークを利用した開発にも触れられ、
PHPの勉強方法としては
Brian Shireさん「APCによるハイパフォーマンスの実現」
海外ゲスト2人目は、
APCは他のエクステンションと同様にpeclでインストールすることができます。十分なメモリを割り当てることが重要になっています。
キャッシュには大きく分けて2つあり、1つ目はOpcodeそのもののキャッシュ、2つめはUserVariableCacheです。UserVariableCacheはどんなPHPオブジェクトでもキャッシュすることができます。キャッシュには大きな配列などではなく、小さな値を入れた方がいいそうです。
APCのパフォーマンスチューニングにはいくつかの方法があり、APCをそのまま使うのではなく、ロックシステムを例にとるとデフォルトではロックにはFileLockが使われています。FacebookでSpinLockを使用しているそうです。LazyLoadingもFacebookではかなり重要な役目を果たしているそうです。
現在開発中のAPC4.
もうひとつ現在開発中の機能として、No-copy Shared cacheというものがあります。Opcodeを共有メモリからローカルプロセスにコピーしてから実行していましたが、これを使うと共有メモリにおいたままで実行できるようになります。コピーの手間が省けるので、他のOpcodeキャッシュに比べてかなり有利になるそうです。
PHP6にはAPCが取り入れられる予定になっているそうで、PHP6からは更なる高速化が期待できそうです。
会場からの質問で、設定時のポイントは?
APCを導入した方がいいサイトは?
新原雅司さん「PHP を見える化する」
PHPの初級者向けの講演で、新原雅司さんには基本的なデバッグ方法から、debug_
プロファイルに関しては、Xdebugを使ったプロファイルの取り方を、デモを交えてわかりやすく紹介してもらいました。
- Windows環境での
「Xdebug + WinCacheGrid」 - Web上で動く
「Webgrind」 - facebookで開発されていて、PHP内部のコールグラフを表示できる
「XHProf」 - Xdebugの機能である
「Function Traces」
mocapapa「はじめてのyii」
フレームワーク
mocapapaさん自身はCodeIgniter、
また、
YiiはAPC
以前はフレームワークの比較として、
Yiiは新しいものが好きな方、
田中康一さん「PHPアプリケーションフレームワーク Agavi入門」
フレームワーク
「PHP用Webアプリケーションフレームワーク」
Agavi は 2005年5月に Mojavi 3-dev からフォークされ、
MVCモデルに基づいた、
IRCや、
辻岡国治さん「フレームワークCodeIgniterを使ってのアプリケーションプラットフォーム作成による、業務案件、アプリ開発の効率化について」
Usagi Project、
CodeIgniterは、
セッションの管理、
Usagi Project では開発協力者を募集しているそうです。興味がある方はそちらにも参加してみてはいかがでしょうか。
安藤祐介さん「CakePHPストーリー」
CakePHPを使ったことがある人という最初の会場アンケートでは、かなりの人が手を挙げていました。 採用事例は国内外問わず増えており、niftyやミスユニバースのサイト、mozillaのaddonサイトなど有名な所で採用されるケースも増えています。また、日本でCakePHPのことが書かれた本は10冊程度出版されており、日本語情報もかなり手に入るようです。
CakePHPの今後については、CakePHP2でPHP5化・
Kenji Suzukiさん『PHP逆引きレシピ』とセキュリティのこと
「PHP逆引きレシピ」
初級者、
会場では、
「ほとんどのPHPの書籍には脆弱性がある」
菅礼紗さん「現役高校生のPHP開発」
菅礼紗さんの発表です。なんと、
もともとは Perl を使っていたという菅礼紗さん、
CAPTCHAやなぞなぞ認証
Xely "ソーシャル・
sotarokさん、riafさん「新しくなったOpenpear」
sotarokさん、
なお、
最後に、
永原智聡さん「PHP初心者勉強会について」
株式会社uqunie 代表取締役 永原智聡さんのお話です。
初心者勉強会は非常に人気があり、
会場には毎回困っていたとのことでしたが、
「これからPHPを始めたい」
moriyoshiさん「PHP を「いじり」倒す 10 の方法」
テンプレートエンジン界のオーバーテクノロジー、さらに世界で初めてテンプレート言語でテンプレートが実装されたPHP、という笑いで始まりました。
「PHPの内部構造を知ろう」
- SAPI Module
- SAPI
- ZendEngine
- Extensions
のことを話してもらいました。
PHPのソースコードを読む上でのポイントも解説してもらい、実際にいくつかPHPを改造するポイント、さらに実際に改造のデモも行ってもらいました。
- htmlspecialを打つのがめんどくさいから、第3引数がutf-8じゃない、それなら新しい関数を追加しよう!
- autoboxを追加。array(1,2,3,4,5)->join(',') のようなことをできるようにする
- テンプレートエンジンとしてのPHPを強化。PHPのパーサーで論理構造を解釈できるようにする。
また、簡単にextensionを作成する方法として、boost.
漢祐介さん「Q4MとFlareを使ってスケーラブルなサービスを作る!」
漢祐介
Q4Mとは、
MySQL5.
Flareは、
「Webアプリケーションのおける高負荷になりやすいであろうポイント」
「スケールアウトしにくいポイントと解決方法」
Symfonyでの実装方法の紹介もあり、
「少し凝ったQ4MとFlareの使い方」
Fabien Potencierさん「Symfony, a web framework for professional websites」
3人目の海外ゲストは、symfonyの開発者 Fabien Potencier さんです。
symfonyを使っている人という会場アンケートでは半数以上の方が手を挙げられており、CakePHPに近い人気を感じられます。コミュニティも活発で、メーリングリスト・
既存のオープンソースや、他言語、フレームワークからコンセプトを得、さらに独自のコンセプトを追加しました。次のバージョン、
エンタープライズバージョンという3年間サポートされるバージョンは、
開発・
テスト環境も充実しており、非常に使いやすいフレームワークになっています。
奥主洋さん「マイクロソフトのWebサーバー(IIS)と一緒にPHPを動かそう!~構築手順 詳細解説と実演~」
マイクロソフト株式会社 エバンジェリスト 奥主洋さんによる、
PHP Coneference 2007 でもお話頂いた IIS + PHP の話題です。新しい IIS では、
IIS7.
IISでは、
Microsoft Web Platform Installer & Windows Web App Gallery を用いると、
9月にリリースされたばかりの、
最後に、
ライトニングトークス
小山健一郎さん「Tokyo Tyrant + PHP」
PHPからTokyoTyrantを使いたい!
tokyotyrant_
hnwさん「phpall:PHPの全バージョンの挙動を試す」
PHPいっぱい持ってます!
phpallを使うと複数のPHPバージョンを一気にテストすることができます。過去のバージョンのPHPは http://
萩原崇之さん「クラウド対応型フレームワーク「Monocheros」」
MonohecrosはGoogleAppEngine上で動くPHPフレームワークです。
大垣靖男さん「PHP4の現状とセキュリティパッチサービス」
色々な貧弱性が未修正で残っていて、PHP5への移行コストも高いので、PHP4セキュリティパーッチサービスをやっておられるそうです。
yokkunsさん「初めてのPHP Extension」
PHP Extensionを作る際に引数の型の受け取り方や、配列やオブジェクトの内部構造を解説されました。続きは次回だそうです!
鈴木則夫さん「クロージング」
PHPカンファレンス2009 実行委員長 鈴木則夫さんから、
展示ブースも大盛況
2F会場の入口には、
マイクロソフトのブース。PHP on IISを始め、
ゼンド・
eZ Systems Japanのブース。PHPベースのWebCMS、
盛り上がった懇親会!
テックデイ終了後、
また、
チョコレートファウンテンには、
スピーカーやスポンサー、
懇親会でのライトニングトーク。本編とは異なった雰囲気で楽しいプレゼンテーションが行われました。
ライトニングトーク出演者は、
今回で第10回目を迎えた記念に
開催に協力を頂いたスポンサーの皆様の紹介、
イベント本編のレポートは以上となります。PHPカンファレンス 2009 ブログにおいて
最後までお読み頂き、