「Google Chrome Out of Beta Party」開催

1月29日、東京のGoogle日本法人で、同社製WebブラウザChromeのバージョン1.0リリースを記念したパーティ「Google Chrome Out of Beta Party」が開かれました。パーティの会場はGoogle社内にある「花宴/hanano-en」という社員食堂?です。日頃あまり見ることのできないGoogleの食堂のレポートを兼ねて、パーティの模様をお伝えしましょう。

写真1 ⁠花宴」入口
「花宴」入口

パーティはGoogleの広報部長、舟橋氏の乾杯で始まりました。

写真2 乾杯の図
乾杯の図
立食のため、レストランのテーブルなどは片づけられています。写真には写っていませんが、この後ろにまだ半分以上の参加者がいます。
写真3
この豪華な食事も開始30分で皆さんの胃袋の中に…。
この豪華な食事も開始30分で皆さんの胃袋の中に…。
写真4
写真4 スナックコーナーも充実。
スナックコーナーも充実。

Googleシニアプロダクトマネージャー 及川卓也氏のあいさつの後、事前に応募されていたブロガーやV開発者の皆さんによるライトニングトークが始まりました。

写真5 あいさつする及川氏
あいさつする及川氏
及川さんが着ているTシャツにはcode.google.comのQRコードがプリントされています。
写真6 LTのトップバッターは安藤幸央さん
LTのトップバッターは安藤幸央さん
『Software Design』の連載「digital gadget」でもおなじみですね。ChromeのUIに関するあまり知られていない機能やTipsの紹介です。
写真7 数々のブラウザハックや最近はPathtraqなどの開発に携わるサイボウズ・ラボの奥一穂さんもLTに登場
数々のブラウザハックや最近はPathtraqなどの開発に携わるサイボウズ・ラボの奥一穂さんもLTに登場
公開当初ChromeでGreasemonkeyのようなユーザスクリプトが動かせなかったため、拡張機能をつくったところ、その直後にオフィシャルからリリースされたため、⁠最初に開発が終了したChrome機能拡張」となったエピソードなどを披露。JapanizeというUI日本語化プラグインが紹介されました。
写真8 Google開発チームの方によるLT
Google開発チームの方によるLT
ジェスチャー機能やアバターによるアシスタント機能など「大人の事情」によりリリース版に搭載されなかった機能の話や、レンダリング機能のテストとして、1回ビルドするごとに行っているという、数百以上のページを次々と表示させるスクリプトを回す実演などをデモ。
写真9 Google ChromeとWindowsのタイマ割り込みのタイミングに関するLT
写真9 Google ChromeとWindowsのタイマ割り込みのタイミングに関するLT。
Chromeはデスクトップ動作時は1ミリ秒、モバイル環境のバッテリ動作時ではWindowsデフォルトの15.6ミリ秒にタイマ割り込み時間を変えているそうですが、実はそこにバグがあって、バッテリ動作時も1ミリ秒になっていたことを発見。デバッグしたそうです。
写真10 Google及川さんによるLT
Google及川さんによるLT
Chrome開発秘話がコミックとして公開されていることは知られていますが、このほど日本語訳が完成。さらに「日本版」のChromeコミックも鋭意制作中だそうです(プロジェクターの絵は作成中のコミック⁠⁠。日本版コミックの作者、白根ゆたんぽさんからのあいさつもありました。

フリートークタイムを挟んで10人の方のライトニングトークの後、じゃんけんによるプレゼント争奪コーナーを経てパーティは閉会しました。

写真11 Chrome開発中のバージョンの展示
Chrome開発中のバージョンの展示
自由に触ることができました。

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