6月28日~7月3日にかけて、京都において「FIRST Kyoto 2009」という国際会議が開催された。この会議は、セキュリティ対策やインシデント対応をするCSIRT組織の世界的な組織であるFIRST(Forum of Incident Rsponse and Security Teams)の年次会合である。日本での開催は今回が初となり、50ヵ国以上の国と地域から300名を超えるセキュリティ担当者やインシデント対応チームが参加しており、メンバーは企業、政府機関、研究機関と多岐にわたっている。
このセッションのタイトルは「ソーシャルメディア上のセキュリティ情報の利用方法」(“Using Social Media in Incident Response”というものだが、議論はすぐにセキュリティ情報だけに限定した話というより、ソーシャルメディア上の情報の扱い方や判断の仕方についての話題になっていった。パネルディスカッションでは、主に既存メディアと新しいメディアの違いや類似点などの意見交換となった。