こんにちは。July Tech Festa 2013プログラム委員の馬場です。2013年7月14日に産業技術大学院大学で開催されたインフラ系カンファレンス「July Tech Festa 2013」の模様をレポートします。
July Tech Festa 2013とは
July Tech Festa 2013は、インフラエンジニアを中心とした、ITに係るエンジニアの知的興味を満足するための夏の祭典として有志が企画・運営したイベントです。第1回となる今年は「コードの中のインフラ(Infrastructure as Programming) 」をスローガンとして開催されました。
5トラックに渡り20以上のセッション・ハンズオンを開催し、参加者・関係者含め300名を越える方のご参加をいただきました。また同日夜に開催された懇親会には100名を越える方が参加いただきました。
ここからは開催当日のハイライトをご紹介します。
基調講演
基調講演はTreasure Data, Inc.の中川さんによる「Treasure Dataのクラウド戦略」でした。
サービスのみならず、そのバックエンドについて、現在の仕組みや、その形態に至った経緯、アーキテクチャデザインのポリシーと実践など、非常におもしろいお話をしていただきました。
ランチセッション
ランチセッションはOpscode, Inc.のGeorge Moberlyさんによる「Why Chef?」でした。ランチセッションということで、お弁当を食べながらゆるりと参加していただきました。
実はGeorgeさんは本国にいらっしゃり、中継をつないでのご登壇でした。
ちなみにお弁当は4種類から選択できました。一番人気がなかったのはサバ弁当。インフラエンジニアが多いのに何故…。
セッション・ハンズオン・LT
午後からはセッション・ハンズオンが始まりました。各コマのキーワードをざっと並べてみました。
Jenkins, OSS Job Shcheduler, LPIC, KVM, Chef, CEP!Setsuna,UX, CloudStack, Git, 組み込みハードウェア+WebAPI, Eucalyptus,serverspec, OpenStack, ERP on Cloud, GreenOfficeUnifiedCloud,ニフティクラウド, インフラオートメーション,CTF, クラウド運用管理, Zabbix
こうして横断的に眺めると、特定のインフラ技術要素を取り上げるだけでなく、レイヤー・工程・チームなどさまざまな軸での広がりがあったことを実感していただけると思います。
英会話カフェ
今回の私の個人的な目玉企画はこの英会話カフェでした。
日ごろから、これから英語が必須なのは薄々感づいてはいるものの、あまり積極的に話す機会がない…シャイだし…というエンジニアがとても多いと感じていたため、エンジニアがイベントに参加したら必ず欲しくなる「ドリンク・お菓子・電源」をエサ…きっかけに、英語を話す機会を設けてしまおうという企画でした。
当日は元海兵さん・英語の先生・フランスからいらした方など英語話者の方々にご協力いただき、積極的に英語で話しかけていただきました。参加者の方も、普段にはない「英語で話しかけられる」体験をしていただけたと思います。
懇親会
懇親会は100名を超えるご参加をいただきました。和やかにご歓談いただきとても楽しんでいただけたようで運営者としては大変喜んでいます。
途中食料が不足する・仕出しのローストビーフがブロックのまま、などのトラブルがありましたが、そこは日ごろから培ったインフラエンジニアらしい機転で対応していただきました。
ベストスピーカー&ベストハンズオン
開催趣旨への合致度合いなどをもとに実行委員会の独断と偏見でベストスピーカー&ベストハンズオンを決定し懇親会で発表しました。おめでとうございます。
ベストスピーカー
副賞: 山口県旭酒造 獺祭スパーリング(エヴァの酒)
中川 真宏 氏(Treasure Data, Inc.)
A01:「Treasure Dataのクラウド戦略」
坂田 一倫 氏(株式会社コンセント)
A20:「ユーザエクスペリエンス・デザイン・ガイド」
輿水 万友美 氏(株式会社クリエーションライン)
B20:「OSSクラウド基盤ソフトCloudStack最新情報」
ベストハンズオン
副賞: カリブ海マルティニック島産のLA MAUNY(シャアのラム)
竹内 豪 氏(ニフティ株式会社)
E30:「ニフティクラウドを使ったインフラオートメーションハンズオン」
以上、7月14日に産業技術大学院大学で開催されたインフラ系カンファレンス「July Tech Festa 2013」の模様をレポートしました。参加された方、ご参加いただきありがとうございました。多少なりともみなさまの人生の足しになれば幸いです。参加されなかった方、残念でしたね。参加された方をつかまえて、当日の様子・内容などの情報を収集してください。
ではでは、またどこかでお会いしましょう!