デジタルトランスフォーメーションの実現に向けて
2017年10月26日、
基調講演は、
デジタルトランスフォーメーション実現への4つの旅
米国Dell EMC ハワード・
- デジタルトランスフォーメーションの実現とは
デジタルトランスフォーメーションとは劇的な形の変化を意味し、
すべての企業・ 業界でこの変革が起きています。多くの企業はデジタルトランスフォーメーションをするための旅の途中にあります。当社はファミリー企業全体でこれを支援します。 IT導入により常識の破壊が起きています。人間の集中力の平均持続時間は8秒に縮まり、
在宅勤務を希望する社員の割合は80%に増加、 現在流通しているデータの90%は過去2年間に機械・ デバイスが生成したデータです。IoTのデバイスはコストも下がり、 流通個数が1兆個を超える日も近いでしょう。すべてのモノがつながる。それは脅威にもつながります。新しい攻撃が毎日百万回も起きています。当社はセキュリティ異常の検知もしています (写真4)。 数年前にUberやAirBnBのような会社が生まれて、
ここまで成長するとは誰もわかりませんでした。今、 Internet of Everythingが目の前にあります。この3年で当社は大きな投資をしてきました。エッジからクラウド、 そしてコアに対してです。だからこそ当社を作ったのです。これをファミリー企業で実現していく、 ビジネスに欠かせないインフラをユーザに提供していく企業になろうというのが目標です。我々ファミリー企業各社のビジネスの専門性を使うことで、 皆さんの変革に役立ちたいと考えています。 アプリケーションのデータからビジネスが始まります。ビジネスの価値をデータから使えるようにするのが課題です。インフラはクラウドを土台にしています。そしてクラウドはマルチクラウドの世界になっています。そのすべてでセキュリティが担保されていなくてはなりません。当社はインフラのプロバイダになりたいわけです
(写真5)。 - エッジからコア、
クラウドまで 当社は、
製品との製品と接続性を実現し、 どこでも使える・ 接続できる方法を提供しています。現在、 アプリケーションはまだまだパッケージ製品が多く、 SOR (システムオブレコード) を扱ったものをサポートしています。しかし、 ユーザはプログラミングを自分でする重要性に気づいています。そこで出てくるのがPivotalです。開発において知見を得て、 そこから価値を導き出す、 ユーザとより良いやり取りをするためのノウハウがあります。 ここで重要なのがマルチクラウドの世界では、
マネージメントと管理をやっていく、 世界中にある基幹系のアプリケーションをクラウドに持っていくものです。ですからインフラが重要で、 どんどんクラウドにしています。仮想化、 コンバージドインフラをクラウドにもっていく、 それらの市場でトップシェアになっています。毎年、 45億ドルを研究開発に投資し、 安全で信頼のおけるインフラを作っています。もちろん、 すべての攻撃を防ぐことがきませんので、 危機の検知にも力を入れています。 そうしたさまざまなサービスがあり、
コンサルから導入・ 保守まで提供できます。価値を上げる時間を最大限に増やしノンストップで提供します (写真6)。 Dell Finanscial Serviceは従量課金システムを柔軟に提供します。ITを必要なときに使使ってもらうしくみです。つまりすべて必要なものがそろっています
(写真7)。
- トランスフォーメーションのプロセス
どうやって職場の変革をするかそういう具体的な事例が話題になってきています。
IoTや機械学習を使ってそれを現実化しようとしています。デジタルトランスフォーメーションの4つの道のりです
(写真8)。すべての企業がこの変革の旅の途中にあると思います。デジタルトランスフォーメーションは、 データを使い、 現実化し、 活用する、 クラウド化していくことにあります。どこでも接続できることです。4つの道のりがすべて重要です。 具体的な製品の話はこの場でしませんが、
すべてのサービスや製品について、 IoTから生まれるデータの量というのは、 この数年の間にできたものと比べ、 桁違いに大きいものです。これまでは石油や石炭が産業を支えてきましたが、 データがビジネスをより価値を高めるための燃料になるのです。よりたくさんのデータが産業を生み出す力になります (写真9)。 IoTやマシンラーニングを利用したアプリケーションを俊敏にクラウド上に作り上げていく、
リアルタイムで分析していきます。今はコンピューティングリソースが分散化される時代になっています。たとえば自律運転型の自動車があるとします。運転中に路上で鹿が飛び出てきます。その時にクラウドにデータを送って分析していると時間が足りません。リアルタイムでエッジ側で分析する力が必要です。いわゆる分散型で、 コアになる処理は最終的にこういうデータはクラウドで処理します。ここから学習をしてよりよいアルゴリズムを作り、 フィードバックして好循環を生み出します。機械学習などの処理の結果、 そこで学んだものをアジャイルにユーザに提供するということです。1日→時間→分→秒でアップデートして提供するのがデジタルトランスフォーメーションです (写真10)。 そこでデータセンターもモダナイズ
(最新化) しなければなりません、 最新のテクノロジーとアーキテクチャで構築します。オーケストレーションで稼働し、 セルフサービスができるものにします。モダンデータセンターはフラッシュベースです。処理速度が必要だからです。ハイパーコンバージドインフラ (Hyper-Converged Infrastructure) は、 数分でサービスが提供できることが求められています。でも先進的なインフラだけではダメです。パブリックラウドのようなユーザが利用できる凡例としてカタログがあり、 いつでもどこでも提供できて、 オーケーストレーションも可能なAPI駆動型である必要があります。 管理は最適化が重要です。仮想だけなくレガシーもクラウドで動かすコンテナが重要です。これはPivotalが発表しました。コンテナベースのサービスの自動化です。オペレーションのやり方を改革しないと俊敏性が高まりません。マイクロサービスベースで新しいオペレーションを作り上げます
(写真11)。 アプリケーションは、
既存のものとクラウドネイティブがあります。仮想マシンでもコンテナでもいいのですが、 ポリシーベースでのインフラの提供があります。これが重要です。これら3つすべてをやらねばなりせん。
- 仕事をする場所、
仕事の仕方が変化している 今、
仕事はどこでもできます。新しい世代の社員は、 プライベートと仕事の境界があいまいで、 そこを行き来しながら仕事をしています。これはオフィスの中も外も同じです。3分の2の人たちが会社以外の場所で仕事をしています。こうしたことが実現できない技術力が低い会社では、 若い社員が辞めてしまうことがあります。機械学習の企業では人材確保の戦争が起きています (写真12)。 - エンドポイントのセキュリティ保護
最後ですが、
セキュリティが重要です。今、 インターネットはますます攻撃にさらされています。これまで多くの予算が攻撃の防止に使われていました。それでも犯罪者はシステムに侵入してきます。悪いことは起きます。フィッシング詐欺も起こります。これら侵害行為に気が付かないことも少なくありません。つまり異常な活動を検知するのが重要なのです。認証も大事です。複数の認証を提供するリスクベースでのサービスの提供です。セキュリティを再考する時代になっています。 セキュリティオペレーションは検知していくことが大事です。まずはエンドポイント侵入を止めます。ほとんどの攻撃は企業の中で起きているのです。そこでネットワークではVMware NSXの出番になります。これは先進の仮想化ネットワークを実現します。実はマイクロセグメンテーション機能が一番使われています。何かセキュリティ的な問題が発生したら、
そこを隔離するために使います。1,000分の1秒で新しいネットワークを作り隔離します。トランザクションを確保も可能です。これならば攻撃を無効化できます (写真13)。 そしてRSAもあります。身代金を要求するマルウェアに対しては、
しっかりした安全なバックアップが必要になります。どのデータが一番重要か明らかにしてスナップショットをとって、 攻撃させません。バックアップが終わったらネットワークを切り離します。検知と押さえ込む力が重要です。 サービスとしてセキュリティを提供しているので、
当社は何百何千~三億以上のセキュリティイベントを監視しています。そのため、 どんなことがセキュリティインシデントなのかすぐに判断できます。 - 成功する企業は何をしているのか?
当社が実現したいことは、
皆さんユーザそれぞれの旅を支援していくことです。研究開発の投資もしていますし、 165ヵ国で事業展開しています。 非常に大きなメリットがデジタル変革で得られます。3倍の速度で得られます。新しい開発のやり方にを行えば、
コストも低く、 クラウドネイティブのアプリも作れるようになります。APIを活用したインフラを使うことで、 33%の節約ができるようになります。より早く成長することでマージンも上がっていきます。大きなメリットがあります (写真15)。 これは何年も前から無料でやっていることですが、
ITトラスフォーメーションワークショップを行っています (写真16)。世界中の顧客・ ユーザと会い、 トランスフォーメーションを始めています。当社は、 ビジネスの変革と進化を支援します。
生産性だけでなく、
ゲスト基調講演
「デジタルトランスフォーメーションによる新価値の創造」
コニカミノルタ(株)代表執行役社長兼CEO 山名昌衛氏(写真17)
2003年にグローバル市場に向けて経営統合を行い、
本講演では、
その代表例として、
Workplace HubはIoTデバイスからの情報を、
その他、
「働き方改革の未来~100人100通りの働き方」
サイボウズ(株)代表取締役社長 青野慶久氏(写真22)
総務省、
これらの体制を整えていくにあたり、
青野氏は、
最後に、