heads-up
- Spread FreeBSD
The SpreadBSD TeamはFreeBSDやPC-BSDの知名度向上を目的としたサイトSpread FreeBSDを公開しました。情報提供のみならずボタンやバーのスニッパが用意され、
コピー&ペースとするだけでブログやサイトに貼り付けられるようになっています。 - AskoziaPBX
FreeBSDをベースにして構築された構内電話交換機システム
(PBX) であるAskoziaPBXのプレゼンテーションデータが公開されました。 AskoziaPBXは2008年7月に1.
0のリリースが予定されており、 FreeBSDや採用されているisdn4bsd、 m0n0wall、 jQuery、 script. aculo. us、 Asteriskからして発表が期待されるプロダクトです。 - linux binary compatibility to 2.
6 current - Roman Divacky氏から、
Linuxバイナリ互換機能がサポートするデフォルトカーネルを2. 4系から2. 6系へスイッチしてはどうかと提案されています。最終的にFreeBSD 8では2. 6系サポートをデフォルトにしたい意向です。2. 6系サポートでFedoraベースの新しい実行環境が使えるようになるほか、 より多くのLinuxアプリケーションがよりよく動作するようになります。 とくに反論がなければ、
1週間ほどでCURRENTのLinuxバイナリ互換機能は2. 4系から2. 6系へ切り替わるとみられます。変更されてからの移行方法は/usr/ src/ UPDATINGや/usr/ ports/ UPDATINGに記載されるでしょうから、 作業する際はドキュメントをよく読んでください。
src
- network drivers MPSAFE patches
current - John Baldwin氏はFreeBSD current mlへ各種デバイスドライバをMPSAFEへ作り替えるパッチを公開しています。Robert Watson氏から発表があったとおり、
MPSAFEではないネットワークドライバは削除が予定されています。今回、 John Baldwin氏からはこれに対してMPSAFEへ変更する取り組みが行われたことになります。公開されたパッチはoltr(4)、 arl(4)、 cnw(4)、 cs(4)、 ex(4)、 fe(4)、 ie(4)、 sbni(4)、 sbsh(4)などです。今後も順次パッチが公開されそうです。
ports
- lang/
nbfc Brainfuck-to-CおよびBainfuck-to-Javaコンパイラを最適化したThe New Brainfuck Compilerのportが新しくPorts Collectionへ追加されました。
- security/
openssl OpenSSLがセキュリティアップデートとしてOpenSSL 0.
9.8hへアップグレードされました。 - editors/
yzis Vimに触発されて開発されたViライクエディタYzisのportが新しくPorts Collectionへ追加されました。YzisはVimの機能を強力で高速に実現することを目的にしています。
- www/
serf Apache Portable Runtime
(APR) ライブラリをベースにして開発されたC言語ベースのHTTPクライアントライブラリserfのportが新しくPorts Collectionへ追加されました。同ライブラリを使うことでマルチプルコネクション、 非同期コミュニケーション、 高性能操作などが可能になります。 - devel/
jsl JavaScript lintツールであるjslのportが新しくPorts Collectionに追加されました。
links
- C2K8 Hackathon
The OpenBSD Foundationは2008年5月28日、
2008年6月7日から15日にかけてUniversity of Albertaで開催される “2008 Annual OpenBSD Developer's Conference” (C2K8 Hackathon) を15,000ドルほどの出資を通じてサポートすると発表しました。世界中から50をこえるデベロッパが参加できるように支援が実施されます。これまでのHackathonではOpenSSH、 OpenBGP、 pf、 spamd、 relaydなどが取り組まれるなどOpenBSDで重要なプロジェクトが発足しています。