virtualization
- netperf benchmark of the FreeBSD 8.
2-RELEASE VirtIO Net on VirtualBox 前回の説明でFreeBSD 8.
2-RELEASEゲストまたは9. 0-RELEASEゲストで準仮想化ネットワーク (if_ vtnet(4)) を利用する方法を紹介しました。準仮想化ネットワークを利用することでどの程度の違いが現れるのかをnetperf (benchmarks/ netperf) を使って計測した結果を次に紹介します。細かいところがいくつか違いますが、 比較内容はFreeBSD 10-CURRENTゲストで準仮想化ネットワークのベンチマークを実施したこちらの記事と基本的には同じです。 比較はFreeBSD AからFreeBSD Bへのnetperf実行にて実施しました。どちらも10-CURRENTです。FreeBSD AではVirtualBox 4.
1.8が動作しており、 そこでFreeBSD 8. 2-RELEASEゲストと、 準仮想化ネットワーク機能を有効にしたFreeBSD 8. 2-RELEASEゲストを実行しています。次の3つの経路をnetperfにて計測しました。netserverはFreeBSD Bにて実行しています。 - FreeBSD A - FreeBSD B
(この間は1000baseT) - FreeBSD 8.
2R+VirtIO-NET on VirtualBox(virtio-net) on FreeBSD A - FreeBSD B - FreeBSD 8.
2R on VirtualBox on FreeBSD A - FreeBSD B
netperfが示したスループットの平均値は次のとおりです。
表 netperf報告のスループット値グラフ スループット[Mbps] FreeBSD 10-CURRENTホスト 930 FreeBSD 8. 2-RELEASEゲスト+VirtIO-Net on VBOX 830 FreeBSD 8. 2-RELEASEゲスト on VBOX 430 準仮想化ネットワークを使用した方がスループットが向上していることがわかります。ホストから直接計測した場合に近い値まで高速化していることがわかります。この例ではだいたい2倍ほどになることになります。仮想環境でFreeBSD 8.
2-RELEASEまたは9. 0-RELEASEを利用している場合には利用を検討する価値があるかと思います。 計測結果は計測する環境や状況に左右されます。ここに掲載されている結果はあくまでも特定の環境における特定の計測値である、
といった程度の参考に留めてください。 - FreeBSD A - FreeBSD B