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2015年4月27日Debian 8 "Jessie"がリリース、デフォルト起動システムはsystemdに

Debianプロジェクト2年ぶりの新バージョンとなる「Debian 8 "Jessie"」が4月25日(米国時間⁠⁠、予定通り正式にリリースされた。Debian 8は今後5年間に渡ってサポートが続けられることになる。

Debian 8 "Jessie" released --Debian.org

Debian 8における最大の変更点はデフォルトの起動システムにsystemdが採用されたことだ。プロジェクト内では反対意見も多かったsystemdへの移行だが、これにより起動スピードは大きく向上している。また前バージョンのDebian 7 "Wheezy"からサポートされたUEFI(Unified Extensible Firmware Interface)の改善も進んでいる。

Debian 8には4万を超えるソフトウェアパッケージが収録されているが、主なものは以下のとおり。

  • Linux 3.16.7-ctk9
  • GNOME 3.14
  • KDE 4.11.13
  • Xfce 4.10
  • GCC 4.9.2
  • LibreOffice 4.3.3
  • Xen 4.4.1
  • Apache 2.4.1
  • PostgreSQL 9.4.1
  • MariaDB 10.0.16
  • Python 2.79/3.42
  • Perl 5.20.2
  • PHP 5.6.7
  • OpenJDK 7u75

サポートアーキテクチャは32ビットのIA-32(i386⁠⁠、64ビットのx86-64(amd64)のほか、IBM PowerPC、MIPS、ARMなど全部で10のアーキテクチャに対応。ARMサポートでは今回、64ビットの「AArch64」を新たに追加している。

今後、数年に渡って数多くのLinuxディストリビューションのベースとなるDebian 8 "Jessie"だけに、リリース前から注目度は高かった。いくつかのプロジェクトではすでにJessieをベースにしたディストリビューションが開発中で、Q4OS 1.2のようにJessieリリースの翌日に公開したディストロもあり、しばらくは"Jessieラッシュ"が続きそうだ。

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