8月20日、GitHubのsystemdリポジトリに新しくマウントツール「systemd-mount」が追加された。作成したのはsystemd開発者として著名なLennart Poettering。PulseAudioの作者として、またLinus Torvaldsに噛みついたことでも知られている。
- Merge pull request #3909 from poettering/mount-tool - add a new tool for creating transient mount and automount units : systemd/systemd - GitHub
systemd-mountは「ローレベルのコマンドであるmountコマンドに似ている」(Poettering)ものの、mountコマンドを手動で実行する代わりにサービスマネージャのジョブキューを利用することで、必要な依存関係を自動的に解決し、オートマウントを効率的に行うことを可能にする。起動時にデバイス名とそのパスを引数として必要とするが、指定したデバイス上にファイルシステムが含まれていれば、パスの指定がなくても自動的にマウントポイントが生成される。したがって、USBメモリから一時的な起動を行うような場合でも、自動的にマウントポイントが生成され、手動で実行する必要がなくなる。
sytemdの次のリリースであるsytemd 232ではこのsystemd-mountが正式に実装されることが期待される。