Oracleは1月28日(米国時間)、オープンソースのクロスプラットフォーム対応仮想化ソフトウェア「VirtualBox 6」の2回目のポイントリリースとなる「VirtualBox 6.0.4」を公開した。前回(6.0.2)のアップデートからわずか2週間弱での公開だが、数多くの機能が強化されている。
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VirualBox 6.0.4における最大の変更点として、2019年2月下旬から3月上旬にリリース予定の「Linux 5.0」をホスト/ゲストともにサポートしていることが挙げられる。また、新たなハードウェアサポートとしてShanghai Zhaoxin Semiconductor(Shanghai/Zhaoxin)のCPUを追加したほか、AC'97デバイスエミュレーションにタイムスケジューリング機能を実装し、音声と動画のより完全な同期を実現している。
VirutalBox 6.0.4では多くのバグが修正されており、たとえば6.0公開時からの修正事項として挙げられていた、ゲストからシリアルポートへの接続を開こうとする際にインタフェースがクラッシュする不具合も解決されている。
VirtualBox 6.0.4の対応プラットフォームはLinux/Windows/macOS/Solarisで、すでにバイナリ/ソースともにダウンロード可能となっている。
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