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2020年10月29日Fedora 33がリリース ―GNOME 3.38、デフォルトBtrfs、IoTエディションなど

Fedoraプロジェクトは10月27日(米国時間⁠⁠、⁠Fedora 33」の正式リリースを発表した。デスクトップ版の「Fedora Workstation⁠⁠、サーバ版の「Fedora Server」に加え、⁠Fedora IoT」が正式エディションとして用意されている。

Fedora 33 is officially here! -Fedora Magazine

Fedora 33のデフォルトデスクトップ環境は9月にリリースされた「GNOME 3.38」で、リリース時点ではカーネルに「Linux 5.8」を採用しているが、最新版である「Linux 5.9」へのアップデートも予定されており、現在テスト中だという。また、かねてからの決定通りデスクトップ版のデフォルトファイルシステムがext4からBtrfsに変更されている(サーバ版はXFS⁠⁠。

今回、正式な新エディションとしてリリースされたFedora IoTは名前の通り、IoTおよびエッジコンピューティングにフォーカスしたエディションで、APIによるセキュリティや暗号機能をハードウェア非依存で提供することを目的としたオープンソースのイニシアティブ「PARSEC(Platform AbstRaction for SECurity⁠⁠」をサポートしている。

また、コンテナベースのワークロードに特化した最小構成のエディション「Fedora CoreOS」は約2週間に一度の頻度でアップデートされているが、提供されている3つのストリーム「stable(安定版⁠⁠testing(テスト版⁠⁠next(将来に向けての実験的なバージョン⁠⁠」のうち、nextストリームはすでにFedora 33をベースにしており、stableおよびtestingに関しても近日中に続く予定だ。なお、Fedora 33にアップデートされたFedora CoreOSおよびクラウド用イメージの「Fedora Cloud Base Image」はAWSマーケットプレイスでも一般提供が開始される予定となっている。

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