openSUSEプロジェクトは12月16日(ドイツ時間)、開発中の「openSUSE Leap 15.3」のアルファ版をリリースしたことを明らかにした。
- Alpha Releases of openSUSE Leap 15.3 are Available for Testing -openSUSE News
openSUSEは2020年4月にオープンソース版のopenSUSE Leapとエンタープライズ版のSUSE Linux Enterpriseの融合を図る「Jump」プロジェクトを進めており、今回リリースされたopenSUSE Leap 15.3 Alphaもこのガイドラインに沿って開発されている。openSUSEプロジェクトのマネージャを務めるDouglas DeMaioは「openSUSE 15.3の正式リリースでは、Leap 15.3とSUSE Linux Enterpriseのまったく新しいレベルのハーモニーを見せることができるだろう」とコメントしており、Jumpがプロジェクトが順調に進んでいることを強調する。
また、DeMaioは12月8日(米国時間)にRed HatのCTOであるChris Wrightが発表したCentOS LinuxとCentOS Streamの統合について「The death of the CentOS」と表現、18ヵ月ごとのメンテナンスとマイナーリリースでセキュリティアップデートを提供するをopenSUSE Leapであれば、Red Hatコミュニティからの移行を望むCentOSユーザに対してもより良いリリースモデルを提供できると語っている。
openSUSE Leap 15.2は2021年2月にベータ版、2021年7月に正式版の提供がそれぞれ予定されている。