カーネル開発のルールに従わない開発者に対し、
コトの発端は9月に予定されているThe Linux Foundation主催のカンファレンス
リアル開催を断念せざるを得なかった最大の理由は、
だが、
3年近く公共の場での口汚い言葉を封印してきたLinusだが、
以下、
- 頼むから、
その非常識で技術的に間違っている反ワクチンのコメントは、 自分自身の中だけにしまっておいてくれ。 - お前は自分で何を言っているかわかっていないし、
mRNAワクチンがどういうものかもわかっていないし、 めちゃくちゃ馬鹿げた嘘を拡散している。なんでそんなことをするのか、 教育が悪かったのか、 ほら吹きYouTuberに毒されたのかは知らんけど。 - だがなクソ野郎
(dammit)、 お前がどこでその馬鹿げた情報を得たとしても、 そのとんちんかんなたわごとを、 僕の目が黒いうちはLinuxカーネルのどのディスカッションリストにおいても議論の対象にすることは認めない。 - ワクチンは文字通り、
何千万もの人々の命を救っている。 - もし、
お前が教育を受けているのなら、 わかるように教えてやる。mRNAはどうやったとしても遺伝子配列を変えたりしない。mRNAは通常の細胞生成プロセスで体内に一時的に生じる中間物とまったく同じだ。mRNAワクチンは、 ウイルスの特殊化されたシーケンスを注射し、 体内の細胞にスパイク状のタンパク質を生成させ、 人体にその生成のしくみを学習させるものだ。 - mRNAワクチンの寿命は短く、
注射後、 1日か2日で完全に体内から排出される。 「あなたの身体は外敵となるタンパク質を理解し、 戦い方を学びました」 という情報を獲得する以外、 体内の情報を何も変更しない。もっとも身体は異物との戦い方を学ぶわけだから、 体調や気分が悪くなる場合もあるだろう。新たな脅威の扱いを学んでいるのだからそれがふつうの反応だ。 - さらにmRNAワクチンはほかの伝統的なワクチンよりもずっとモダンでターゲティングにすぐれている。だから
(免疫を獲得するために) ウイルスなどほかの遺伝物質を直接体内に注射する必要はない。 - もしこれ以外の説明をお前が誰かから受けて、
mRNAワクチンで遺伝子配列を変えられると信じ込んでいるなら、 単にそいつもお前も学がないというだけだ。お前はいますぐ反ワクチン情報を信じるのをやめて、 家族と周囲を守る行動を取る必要がある。Get vaccinated. ―ワクチンを打て。 - お前はドイツに住んでいるようだが、
ドイツでもCOVID-19の感染者は減っていて、 それはワクチン接種が進んでいるからだ。きっと周囲でもみんなワクチン接種を始めていて、 半分は1回接種済み、 1/ 4は2回接種が完了していることだろう。そういう人々が正しい選択をしたおかげでお前とお前の家族は守られているわけだが、 もし近所で感染者数が減っているなら、 それはお前のような (反ワクチンの) 人間が劇的に減っていることのあらわれでもある。 - だから、
COVID-19の感染が周囲で減っているという心あたたまる事実を認めたくないのかもしれない。いまはワクチンを接種した人々がお前のことすら守っている。だがもし次の波 ―より感染力の強い変異種が出たときには、 お前とお前の家族は周囲の人々よりも高いリスクにさらされることになる。無知と誤った情報のせいで。 - ワクチンを打て。反ワクチンのウソに騙されるな。
- ここまで説明してもそのトチ狂った陰謀論を信じると言うなら、
少なくともLinuxカーネルのディスカッションリストではSHUT THE HELL UP ―何も言わずにだまってろ。
なお、