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Ubuntu 26.04 LTS “Resolute Raccoon”リリース

Ubuntu 26.04 LTS “Resolute Raccoon”のリリース

4月23日、Ubuntu 26.04 LTS ⁠Resolute Reccoon⁠(⁠決然としたアライグマ)リリースされましたリリースノートの和訳版提供は現状未確定のため、ブラウザーの翻訳機能やAIエージェントによる翻訳を利用してください。また、姉妹連載のUbuntu Weekly Recipe 第908回 Ubuntu 26.04 LTSの変更点も参照してください。

特に気にするべき変更点は次の通りですが、アップグレードの前にはリリースノートを一読し、既存の環境のバックアップを取る(もしくは再インストールすることを十分に覚悟する)ことを強くお勧めします。

  • sudo, core-utils, ntpdとしてRustベースの実装が導入されています。core-utilsの一部(cp, mv, rm)はGNU実装のままですが、これら以外はRust版が導入されます。マイナーな機能を利用している場合、以前の実装に明示的に切り替える必要があるかもしれません。
  • Desktopの要求スペックが変更になっています。2GHz以上のデュアルコアプロセッサ、最低6GBのRAM、および25GBの空きストレージ容量が必要です。
  • systemdの更新により、cgroup v1System Vベースのinitスクリプト(⁠⁠/etc/init.d/servicenameに配置する」形式のサービス操作スクリプト」のサポートが終了します。
  • 危殆化しつつある古い暗号系のサポートが、デフォルト設定では提供されません。
  • 一部の古いハードウェアで利用する場合、起動時オプションとしてnomodesetをセットする必要があるかもしれません。画面が適切に表示されない場合はこの処理を思い出してください。
  • RISC-V環境は、25.10以降ではRVA23アーキテクチャへの対応が必要です。⁠きわめて最新の」ハードウェアでない場合、サポートされていないと考えてください。

24.04 LTS以降にリリースされた中間リリース(つまり24.10、25.04、25.10)のユーザーは、このリリースにアップグレードした上でLTSに留まるか、また次の中間リリースを乗り換えながら使うべきかを検討する必要があります。また、既存のリリースからのアップグレードを実行する場合、アーカイブサーバーが過負荷状態にあることを考慮してください。複数台の環境を更新する場合は少なくともアーカイブサーバーの切り替えそして適切なミラーサーバーの構築や、キャッシュプロクシーを準備することが現実的な選択肢です(なお24.04 LTSからのアップグレードは、これまでと同じ判断基準であれば、26.04.1がリリースされてから開放されます。手動で更新することは可能ですが、十分にテストされていない可能性に注意する必要があります⁠⁠。

Ubuntu 26.10 “Stonking Stingray”の開発

Ubuntu 26.10のコードネームが⁠Stonking Stingray⁠(ものすごいスティングレイ)になりました。現状では細部はほとんど決まっておらず、コードネームと、2026年10月15日にリリースであることだけが確定しています。

MediaTek Genio 520/720のサポート

MediaTekのIoT向けソリューション、Genio 520/720向けのサポートが公表されました。MediaTek Genio 520/720はCortex-A78+A55をベースとしたSoCで、Mali-G57 MC2とNPU、ビデオインアウトと動画再生支援機能、有線・無線LANとBluetoothを統合したチップセットです。画像識別や画像の生成、エッジでのデータ集約などのために開発されており、主にビデオデバイスなどを接続する用途が主眼です。

Ubuntuはすでに既存のMediaTek Genioシリーズのうち350, 510, 700, 1200をサポートしており、520/720シリーズを搭載したEVK向けの24.04 LTSがリリースされる形です。Ubuntu Core 24の開発が進行中であることも明言されており、今後提供が拡張されることになるでしょう。

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