インストールは、[ソフトウェア・センター]から行います。[分類]の[サウンドとビデオ]に[Banshee Media Player]があるので、インストールします。パスワード入力後しばらく待っているとインストールが完了し、[アプリケーション]-[サウンドとビデオ]-[Banshee Media Player]で起動します。
インポート
ここで使用する携帯音楽プレーヤは、CowonのiAUDIO 7です。このプレーヤのように普通にUSB Mass Storage Classでマウントできるものは同じように動作すると思われますが、AppleのiPodなどは筆者が所持していないので、確認できません(※1)。
実際にインポートする前に、設定変更する必要があります。[編集]-[Preference]のGeneralタブで[Copy files to media folders when importing](インポート時、メディアフォルダにファイルをコピーする)にチェックを入れます。チェックを入れたら、[Media]-[Import Media]をクリックし、[Import Media to Library]ダイアログでお使いの携帯音楽プレーヤ(例では[iAUDIO 7])を選択します。インポートが開始され、デフォルトの設定ではホームフォルダ以下にあるMusicフォルダにコピーされます。
同期の設定
左ペインの携帯音楽プレーヤ名(ここではiAUDIO 7)をクリックすると、[Sync Preference]が表示されます。デフォルトでは[Manually manage this device]にチェックが入っています。すなわち、手動で同期する(=同期機能を使用しない)という意味です。これのチェックを外すと[iAUDIO 7 との同期]というボタンが表示されるようになり、クリックするとPCのフォルダの内容を携帯音楽プレーヤに同期します。注意点は、あくまでPC→携帯音楽プレーヤであり、その逆ではないということです。もしPCになくて携帯音楽プレーヤにある場合は、そのファイルは削除されてしまいます。
[Automatically sync the device when plugged in or when the libraries change]、訳すと「デバイスが接続された場合またはライブラリに変更があった場合、自動的に同期する」という機能もありますが、ここでは使用をお勧めしません。
CDをリッピングする
いちおうBansheeにもリッピング機能はありますが、CDのデータベースが若干弱いようで、ほかのアプリケーションだとアーティスト名や曲名などのメタデータを取得することができても、これだとできない、ということがあります。その場合は、[Sound Juicer](音楽CD取り込みツール)などをインストールし、リッピングするといいでしょう。インポートしたデータと同じフォルダ(この場合はMusicフォルダ)にリッピングし、[ツール]-[Rescan Music Library]をクリックすると、ライブラリが更新されます。