初回起動時に、“Welcome to VMware Workstation 11”というダイアログが表示されます(図1)。購入している場合は上にチェックを入れてライセンスキーを入力します。今回のように購入していない場合は、下にチェックを入れてメールアドレスを入力します。ただし、メールアドレス全てを入力する前に[OK]を押せるようになります。
VMware Workstationを起動し、まずはGUIにある[Create a New Virtual Machine]をクリックします(図2)。するとウィザードが起動します。[Virtual Machine Configuration]は[Typical]のままで良いです(図3)。[Next]をクリックします。
[Install operating system from:]は特に重要で、ここで[Use ISO image]を選択すると簡易インストールモードになってしまいます。よって、[I will install the operating system later.]を選択し(図4)、[Next]をクリックします。
[Disk Size]はデフォルトの20Gバイトのままで良いでしょう(図7)。もちろんさらに多くのディスク容量を使用する可能性がある場合は、物理ドライブの許す限り大きくするのが良いでしょう。説明にも書かれているように、作成時に20Gバイトの物理ディスク容量を確保してしまうわけではなく、使用するたびに少しずつ大きくなって行くので、インストールしてちょっと遊ぶくらいであればさほどディスク容量を使用するわけではありません。ただ、その下の[Store virtual disk as a single file]と[Split virtual disk int multiple files]はデフォルトでは後者ですが前者を選択したほうが良いでしょう。仮想マシンのイメージを移動することはさほど多くないでしょうし、それよりもただでさえ仮想マシンのイメージはパフォーマンスにオーバーヘッドが生じるため、事前に遅くなる要因は排除するのが良いです。設定が完了したら[Next]をクリックします。
[The Virtual machine will be created with the following settings]は設定の最終確認ですが、ここでさらにいくつか設定を行うので[Customized Hardware]をクリックします(図8)。[Memory]は2Gバイト以上にしてくと良いでしょう(図9)。Ubuntuは1Gバイトでは少々苦しいです。[Processors]は、クアッドコア以上を使用している場合は[Number of cores per processor]を[2]以上にしておくと良いでしょう(図10)。[New CD/DVD (SATA)]は今回のキモで、[Use ISO Image]でUbuntu 14.10のisoイメージを指定します(図11)。設定が完了したら[Close]をクリックします。前の画面に戻るので、[Finish]をクリックします。最後にゲストOSをインストールする方法と、VMware Toolsをインストールする方法が表示されますので、よく読んで[Close]をクリックします。
仮想マシンが作成できたので、[Start up this guest operationg system]をクリックし、起動します。Ubuntu 14.10のインストーラー(Ubiquity)が起動しているはずなので、あとは普段どおりにインストールを完了します。