技評SE新書 ビジネスの基本を知っているSEは必ず成功する
- 前田卓雄 著
- 定価
- 924円(本体840円+税10%)
- 発売日
- 2008.1.18[在庫なし]
- 判型
- 新書
- 頁数
- 176ページ
- ISBN
- 978-4-7741-3337-9
サポート情報
概要
顧客から信頼され,プロジェクトをスマートに成功させるSEと,仕様変更に振り回されるSEの違いはどこにあるのか? その答えは,仕事に対する考え方にあった!
「業務システム開発の目的は,最新技術の適用ではなく,顧客業務の改善である」という哲学に基づき, SEの仕事をあらゆる角度から分析しながら成功への道すじを示す,SE必読の書。
こんな方にオススメ
- これからSEになろうと考えている大学生
- SEに転職しようと考えている人
- SEになりたての人
- SEとして楽しく仕事をしていきたい人
目次
- まえがき
第一部 ビジネスの基本を知っているSEは必ず成功する
第1章 「能力」と「実力」の違いを心得よ
- メモ用紙に期待を書き留める
- 期待に応える準備をする
- 成長するかどうかは自分次第
- 社会人としての常識を身につける
- 「自分らしさ」を見失わない作戦を立てる
- SWOT分析
- 自分自身を客観的に見る材料を準備する
- ソフトウェア業界の動向
- BRICsの台頭
- 国際競争力の欠如
- 競争社会の掟
- ぬるま湯的な姿勢を捨てる
- 継続は力なり
- 基礎的な技術力を確実に身につける
- ビジネスでは情報の量より質が重要
- 成果物には二種類ある
- 意思疎通のまずさが失敗を招く
- 能力だけでは中途半端
- 時間を投資する
第2章 価値を決めるのは「買い手」である
- お客様の視点から考える
- お客様のニーズを満たしているか
- 価値を決めるのは売り手ではなく買い手
- 仕事の進め方が多様化
- 組織とのつきあい方
- お客様のビジネスを理解する
- 給料はなぜもらえるのか
- 支払う側の立場から考える
- 自分の給料は自分で稼ぐ
- 本物の実力を身につけるには
- 一人の力には限界がある
- 競争に勝つ力をつける
- 成功への道筋を紙に書く
- 自信過剰で墓穴を掘るな
第二部 要求をチャンスに変える仕事術
第3章 「稼げる自分」を意識せよ
- 要求にどのように対応するか
- 要求に対する自分の位置を確認する
- 仕事の成立
- 要求が先に出るべきか
- とらえ方次第で状況は一変する
第4章 お客様の「欲求」を理解せよ
- AIDMAの法則
- 仕事の中で経験する「購買心理」
- 要求を確実にとらえるには
- 業務システムと業務プロセス
- ビジネスイベントの仕組み
- ビジネスでは規模とスピードが重要
- ビジネスの付加価値は数字
- ITを素材にした表現力が問われる
- お客様がSEに期待すること
第5章 要求を「提案」せよ
- 欲求と要求の違い
- 要求とRFP
- 合意形成の手順を明確にする
- 要求自体の抱える問題
- 変更される要求
- 過ぎ去りし日々への郷愁
- 変更される前に提案せよ
- 要求の提案がSEの価値を高める
- ITとビジネスの本当の関係
- ビジネスプロセスの変革
- 要求を顧客満足に導く
- 費用対効果と移行の問題
- 受け身から提案型へ
第三部 SEに20代で身につけてほしいこと
第6章 新しい視点に基づく「構想力」
- 2007年問題以降のIT業界
- 文系からITの世界へ
- SEは文系でも大丈夫
- 論理的思考力が必要
- プログラミングの学習
- 財務会計や業務の知識を習得
- 将来を描いた設計図を導き出す
- ビジネスではフローが重要
- 新たな需要を創造する
- 日本を知るために世界を学ぶ
第7章 やりたい仕事の「提案力」
- 確実な成功マニュアルはない
- IT大国インドの衝撃
- キャリアパスを考える
- アーキテクチャとアーキテクト
- 自分を成長させる
- やりたい仕事は自分で提案する
- 身につけるべき基本
- (1)および(2)(IT関連の知識)
- (3)ビジネス知識
- (4)英語
- (5)これから伸びる分野の理解
- (6)自分の向き不向きに対する理解
- 健康(体力)と人との接し方
- 現場と結びつけて考える
- 最高の先輩を探す
- 竪穴式住居と超高層ビル
- プログラムを書くだけでは足りない
- アーキテクチャとは
- あとがき
プロフィール
前田卓雄
匠システムアーキテクツ株式会社代表取締役。外資系コンピュータベンダのシステムエンジニア,デロイトトーマツコンサルティングを経て,独立。主にハイテク企業,大手システムインテグレータ,大手組込みソフトウェア開発ベンダにおいて,プロジェクト管理・プロセス改善・支援環境構築改善に関与。バグ削減・欠陥予防・ソフトウェア生産性向上,人材育成,要求開発・競争力向上コンサルティングに従事。