問題は「数字センス」で8割解決する
- 望月実 著
- 定価
- 1,628円(本体1,480円+税10%)
- 発売日
- 2008.7.9[在庫なし]
- 判型
- 四六
- 頁数
- 224ページ
- ISBN
- 978-4-7741-3535-9
サポート情報
概要
「どうすればもっと売れるか考えろっていわれても,何から手をつければいいんだろう?」「こんなに一生懸命話してるのに,なんでわかってくれないんだ!」仕事の現場では問題が山積みです。本書は,数字から問題を発見し,数字をベースに解決策を考え,数字を使って相手の納得を勝ち取る“数字のプロ”公認会計士ならではの「数字を味方にして問題を解決する力」がだれでも身につく1冊。マーケティング,時間管理,プレゼン,セールスなどの身近な題材を通じて,自分の力を何倍にも高めてくれる数字とのつきあい方がわかります。
こんな方にオススメ
- 仕事ですぐつかえる問題解決の方法を知りたい方
- 経営者や管理職にしか関係なさそうな会計の本ではなく,より身近ですぐ役立つビジネス数字の使い方を知りたい方
- 「数字」に苦手意識がある方
目次
- 会計を学ぶだけでは数字に強くなれない
- 数字センスが問題解決力を高める
- イントロダクション
- ケース1 1つの数字から多くの情報を引き出す
~できる人は同じ数字からチャンスをつかむ - ケース2 大きな数字に惑わされない
~伊勢丹と三越,利益の差は200億円 - ケース3 隠された数字を探す
~資産1兆8000億円と負債20兆円,どちらが良い会社か? - ケース4 フローとストック,2種類の数字に注目する
~NTTドコモは本当に1人負けか? - ケース5 多くの数字の中から目的の数字を見つけ出す
~仕事で数字が合わなくて困っているあなたへ - コラム1 イチローと数字に強い人の共通点
- イントロダクション
- ケース1 お客様とコミュニケーションを取りながら問題を解決する
~どちらのセールスレターが売れるのか? - ケース2 数字を使って仲間と問題を解決する
~「利益を2倍」にする戦略の立て方 - ケース3 決められた時間内に問題を解決する
~イメージを現実にするスケジューリングの技術 - スケジューリングの大切さを学んだ新人時代
- なぜ成果を出すにはスケジューリングが大切なのか
- スケジューリングに助けられたセミナー
- コラム2 なぜ外資は数字を重視するのか
- イントロダクション
- ケース1 ターゲットに合わせた数字を使う
~プレゼンの苦い思い出 - ケース2 最初に要約資料を見せる
~売れない営業マンから売れる営業マンへ - ケース3 不要な数字は資料から削除する
~あれもこれも,は数字の切れ味を半減させる - ケース4 イメージがわかない数字は置き換える
~数字のすごさだけをアピールしてもピンとこないときには - ケース5 ウリになる数字を作る
~なぜ,映画のコマーシャルは「興業成績No.1!」なのか- 1 No.1になる数字を見つける
- 2 ブランド力のある数字とおきかえる
- 3 大きな数字を分割する
- コーヒー1杯いくらなんだろう?
- 割引チケットは本当に得か
- 4 大きな数字を作る
- ケース6 メッセージに合わせたグラフを作る
~同じ数字でも印象はこんなに変わる- 1 グラフに使う数字を吟味する
- 2 メッセージに合わせてグラフをカスタマイズする
- 軸の長さを変化させる
- 目盛りの範囲を変化させる
- ケース7 反論されないストーリーを作る
~なぜあの人のプレゼンはうまくいくのか - コラム3 プロが勧める数字の本
- まとめ~数字に強くなる15のコツ
- あとがき ~A地点からB地点に行くために
第1章 数字を「読む」力をつける~問題発見力を高める5つの数字の読み方
第2章 数字で「考える」力をつける~問題解決力を高める3つの数字の使い方
第3章 数字で「伝える」力をつける~コミュニケーション能力を高める7つの数字の使い方
プロフィール
望月実
1972年愛知県名古屋市生まれ。立教大学卒業後,大手監査法人に入社。監査,株式公開業務,会計コンサルティング等を担当。2002年に独立し,望月公認会計士事務所を設立。ドラッカー学会会員。
会計士として仕事をしていく中で,多くのビジネスマンより「数字をどのようにビジネスに使えば良いのか」という質問を受ける。その答えを出すために,現在は「日本人を数字に強くする」をミッションとして執筆活動,セミナーなど精力的な活動を展開中である。
著書に『<数字がダメな人用>会計のトリセツ』『会計を使って経済ニュースの謎を解く』(ともに日本実業出版社),『有価証券報告書を使った決算書速読術』(阪急コミュニケーションズ,共著)がある。
著者Webサイト:「アカウンティング・インテリジェンス」