島秀雄の世界旅行 1936-1937
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                      島隆 監修
髙橋団吉 著 - 定価
 - 5,060円(本体4,600円+税10%)
 - 発売日
 - 2008.11.28[在庫なし]
 - 判型
 - A5
 - 頁数
 - 384ページ
 - ISBN
 - 978-4-7741-3569-4
 
サポート情報
概要
新幹線開発者「島秀雄」は、1936年から1年9カ月に及ぶ世界視察旅行に出かけました。欧州、北米、南米、アフリカなど、世界の主要都市をまわる壮大なものです。島は、この旅行で世界各国の鉄道・自動車や、歴史的なシーンを膨大な数の写真に収めたほか、各地のパンフレットや地図など大変貴重な資料を持ち帰っています。本書ではこれらの資料を元に島秀雄の足跡を辿ります。当時の最先端、そして世界大戦前つかの間の平和で完成をみた、各国の風景や交通、地図を収め、貴重な資料として、またビジュアル版旅行記としても稀有な一冊です。
こんな方にオススメ
- 鉄道、新幹線に興味のある人
 - 歴史、旅行、写真に興味のある人
 
目次
プロローグ
第1章 欧州航路
Chapter Story 01 日本郵船欧州航路
- 上海
 - 基隆
 - 香港
 - シンガポール
 - ペナン,コロンボ
 - アデン
 - スエズ,カイロ
 
第2章 欧州1936
Chapter Story 02 ベルリン到着
- マルセイユ,リヨン
 - パリ
 - ベルリン
 - ライン旅行
 - ベルリン・オリンピック
 - 北欧旅行
 - ブダペスト
 - ウィーン
 - シュタイア,リンツ,ザルツブルク
 - パリ
 - ロンドン,ダービー,ニューカッスル
 - カレー,ルアーブル,ルーアン
 - ザンクト・ペルテン
 - プラハ
 - ドレスデン
 - [コラム]島秀雄とベルリン・オリンピック
 - [コラム]1927年、最初の世界旅行
 
第3章 欧州1937
Chapter Story 03 ベルリンの島秀雄
- ベルリン
 - ライプツィヒ,ニーダーフィノウ
 - イタリア旅行
 - ニュルンベルク,ミュンヘン
 - ハンブルク
 - ロッテルダム,サザンプトン
 - ラス・パルマス
 - [コラム]東海道新幹線のルーツ
 
第4章 南アフリカ連邦
Chapter Story 04 地の果ての鉄道王国を訪ねる
- ケープタウン
 - ヨハネスバーグ,プレトリア
 - ダーバン
 - 南アフリカRailway Pictorial
 - [コラム]親友、下山定則
 - [コラム]宿命のライバル、南ア連邦
 
第5章 南米
Chapter Story 05 南米、空の旅
- リオデジャネイロ
 - バイア
 - サンパウロ
 - サンパウロRailway Pictorial
 - モンテビデオ
 - ブエノスアイレス
 - メンドサ
 - サンチアゴ
 - バルパライソ,イキケ
 - リマ, パナマ,マンサニヨ
 
第6章 アメリカ
Chapter Story 06 1930年代のアメリカ鉄道
- ロサンゼルス
 - シカゴ
 - ニューヨーク
 - ボストン
 - デトロイト
 - フィラデルフィア
 - ワシントン
 - アメリカ横断自動車旅行
 - [コラム]アメリカ体験
 - [コラム]アメリカ大陸横断ドライブ
 
第7章 帰国
Chapter Story 07 帰国――太平洋航路
- エピローグ
 - 結び
 - 1936.3.29 ~ 1937.12.17 島秀雄の世界旅行日誌
 - 参考文献
 
プロフィール
島隆
1931年東京都生まれ。島秀雄の次男。東京大学工学部機械工学科卒。1955年国鉄に入社。新幹線0系の台車設計にあたる。後に東北・上越新幹線の200系車両設計責任者。2002~2008年、台湾高速鐵路の顧問として、台湾新幹線開業に尽力した。
髙橋団吉
1955年千葉県生まれ。早稲田大学卒業。編集・製作プロダクション「DECO」代表取締役。著書に『新幹線をつくった男 島秀雄物語』(小学館)他。新幹線の産みの親である国鉄総裁・十河信二を主人公にした『春雷特急 十河信二物語』(小学館)を刊行予定。
