ThinkMap タゴガエル鳴く森に出かけよう! ―トモミチ先生のフィールドノート
- 小林朋道 著
- 定価
- 1,738円(本体1,580円+税10%)
- 発売日
- 2010.5.19
- 判型
- 特殊判型
- 頁数
- 192ページ
- ISBN
- 978-4-7741-4261-6
サポート情報
概要
『先生,シマリスがヘビの頭をかじっています!』など,「先生」シリーズで評判の鳥取環境大学 小林朋道先生の書き下ろし最新作! ますます筆の冴える小林先生が,ヒト=ホモ・サピエンスを含めた生きものたちの,意外で不思議な行動とその意味を,動物行動学者ならではのユニークな視点と,著者独特の語り口で綴ります。先生と一緒にフィールドを歩き,読み終わったときには,何か,ひとつ新鮮な発見と静かな感動があるはず。動物好きのあなたに,人間好きのあなたにおすすめ!
付録Mapは,トモミチ先生の探検フィールドMap。イラストは,スタジオジブリの百瀬義行氏です。
こんな方にオススメ
- 自然や生き物が好きな人
- 人間に興味がある人
目次
- はじめに
春
- ビーチ・リーディングのすすめ―人類は海辺で進化した?
- 春の大学林でミロに会う―クマとシカ(?)にも会ったのだ
夏
- 森に行こう。タゴガエルの声が響く森に
- 虫取って! 虫大嫌い!―子どもたちに翻弄される学生たちの冒険
秋
- バーモント州,サンショウウオの棲む森へ―ピーターという人物がいたのだ
- トモミチ先生,電車とタクシーに乗る―“ホモ・サピエンス”と“空間”と“ただ乗り”と
冬
- 冬の河川敷にアカハライモリの冬眠場所を探して―三年目にやっと見つけた秘密
- 大晦日の駅前のイベントに行こう―「地域の中心駅=部族の集会場」という仮説
プロフィール
小林朋道
1958年岡山県生まれ。岡山大学理学部生物学科卒業。京都大学で理学博士取得。岡山県で高等学校に勤務後,2001年鳥取環境大学講師,2005年教授。
専門は動物行動学,人間比較行動学。
著書に『通勤電車の人間行動学』(創流出版),『人間の自然認知特性とコモンズの悲劇――動物行動学から見た環境教育』(ふくろう出版),『先生,シマリスがヘビの頭をかじっています!』(築地書館)など。
山あいで育ち,動物好きがそのまま成長して今日に至る。大人っぽいところもあり,家庭生活も無難にこなし,研究面では,野生生物以外にも,人間や社会に強い関心を示し,それらをテーマにした学術論文も多数あるラシイ。まとめると「動物行動学を基盤に野生生物・人間・社会それぞれについてのより深い理解と,それらの共存を目指して日夜考え行動している」ラシイ。