tanQブックス 超訳 種の起源 ―生物はどのように進化してきたのか

「超訳 種の起源」のカバー画像
著者
チャールズ・ダーウィン 著
夏目大なつめだい 訳
定価
1,628円(本体1,480円+税10%)
発売日
2012.3.2
判型
四六
頁数
248ページ
ISBN
978-4-7741-5004-8

概要

ダーウィンの名著である『種の起源』。知っている人も多いだろうが、実際読んだことのあるという人となるとどうだろうか? その理由は主に次の3つ。「従来の邦訳書は『いかにも学術書』でハードルが高い」「生物学の専門的な用語が多い」「時代背景が違うのでピンとこない」。今回の超訳では、中高生からチャレンジできるよう「親しみやすい文体で読みやすく訳し直しかつ重要箇所のみセレクト、イラストも適宜追加し、これを読めばおおまかな『種の起源』のストーリーがわかる、さらに一から本編にトライするときのガイドともなる」ものを目指した。一人でも多くの人に名著『種の起源』を!

こんな方にオススメ

  • 『種の起源』をこれから読んでみようと考えている方
  • 進化論、ダーウィンに興味のある方

目次

  • 訳者まえがき
  • 第1章 人為選択
  • 第2章 「種」とは何か
  • 第3章 生存競争
  • 第4章 自然選択
  • 第5章 生物変化の法則
  • 第6章 学説の抱える問題
  • 第7章 本能
  • 第8章 雑種
  • 第9章 なぜ化石が足りないのか
  • 第10章 生物の連続性
  • 第11章 生物の分布
  • 第12章 生物の分布(前章から続き)
  • 第13章 生物の分類
  • 第14章 結論
  • 付録 その後の進化論

プロフィール

チャールズ・ダーウィン

1809年生まれ。イギリスの自然史学者。1831年、ケンブリッジ大学を卒業後、イギリス海軍の測量船「ビーグル号」での航海に誘われ、世界を周遊する。1858年、49歳のときにアルフレッド・ラッセル・ウォレスと共に「自然選択説」を発表、翌年『種の起源』を刊行する。代表作に『ビーグル号航海記』『人間の由来』『ミミズと土』などがある。1882年没。

夏目大なつめだい

1966年大阪府生まれ。翻訳家。訳書に『音楽の科学―音楽の何に魅せられるのか?』(河出書房新社)、『破壊する創造者―ウイルスがヒトを進化させた』(早川書房)、『Mind Hacks―実験で知る脳と心のシステム』(オライリー・ジャパン)などがある。翻訳学校「フェロー・アカデミー」講師。ブログ