すうがくと友だちになる物語 すうがくと友だちになる物語
1 大悪魔との算数決戦

「すうがくと友だちになる物語
1  大悪魔との算数決戦」のカバー画像
著者
小島寛之こじまひろゆき 著
大高郁子 絵
定価
1,628円(本体1,480円+税10%)
発売日
2012.6.22[在庫なし]
判型
A5
頁数
160ページ
ISBN
978-4-7741-5139-7

概要

ある日、シモツキ、キサラギ、ヤヨイの小学生トリオは、近くの犬神山で起きている超常現象のうわさを聞き調査に出かける。そこで実際にテレポート現象を体験した3人だったが、偶然出会った全能博士なる老人から、それが「パラドクス」であることを知らされる。興味を抱いた3人はさらにパラドクス探偵団を結成し、ふしぎな現象の調査に乗りだすが、そこには日本中をパラドクスによって支配しようとする大悪魔の存在が……。

小学生トリオが織り成す冒険ストーリーという形をとりながら、算数・数学の根本的なおもしろさに迫ります。算数なんて完全無欠で冷たいやつだとお考えかもしれませんが、意外に間違えたり、混乱したりしてしまうのです。算数に親しみのもてない子供から、数学アレルギーの大人まで楽しめ、自然と知性の働きをたかめてくれる物語です。

こんな方にオススメ

  • 算数に親しみのもてない子供から、数学アレルギーの大人まで

目次

第1話 なぞのテレポート現象

第2話 永久の町

第3話 とんでも文書

第4話 横暴なゲーム・キャラ

第5話 双子のユウレイ

第6話 仮面の猛獣使い

第7話 題名のない物語

第8話 パラドクスの城

プロフィール

小島寛之こじまひろゆき

1958年東京生まれ。東京大学理学部数学科卒業後、同大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。帝京大学経済学部経済学科教授。

数理経済学、ゲーム理論、意思決定論を専門とする経済学者として旺盛な研究・執筆活動を行うかたわら、数学エッセイストとしても活躍。主な著作に、『無限を読みとく数学入門』『世界を読みとく数学入門』(以上、角川ソフィア文庫)、『数学でつまずくのはなぜか』(講談社現代新書)『キュートな数学名作問題集』(ちくまプリマー新書)、『算数の発想―人間関係から宇宙の謎まで』(NHK出版)、『天才ガロアの発想力―対称性と群が明かす方程式の秘密』(技術評論社)など。