Software Design plus クラウド時代のネットワーク技術 OpenFlow実践入門
- 高宮安仁,鈴木一哉 著
- 定価
- 3,520円(本体3,200円+税10%)
- 発売日
- 2013.1.8[在庫なし]
- 判型
- A5
- 頁数
- 336ページ
- ISBN
- 978-4-7741-5465-7 978-4-7741-5516-6
概要
OpenFlowはネットワークの仮想化を実現するSDN(Software Defined Network)の中核となる技術です。「Open Networking Summit 2012」にて,Googleのデータセンター間の全トラフィックでOpenFlowが利用されていると発表されたことで,一般のエンジニアにも注目されるようになりました。
本書では,SDNの概要からOpenFlowプログラミングフレームワーク「Trema」を利用したネットワークプログラミング,さらに本格的なOpenFlowアプリケーションをケーススタディで解説します。
こんな方にオススメ
- ネットワークエンジニア,SDNに興味のある方
目次
Part1 SDN/OpenFlow入門
1章 OpenFlowって何?
2章 OpenFlowのユースケース
3章 OpenFlowの仕組み
4章 OpenFlowの開発フレームワーク
Part2 OpenFlowプログラミング入門
5章 OpenFlowフレームワークTrema
6章 スイッチ監視ツール
7章 インテリジェントなパッチパネル
8章 すべての基本,ラーニングスイッチ
9章 トラフィックモニタ
10章 シンプルなルータ(前編)
11章 シンプルなルータ(後編)
12章 Tremaのアーキテクチャ
Part3 ケーススタディ~本格的なOpenFlowアプリケーション
13章 生活ネットワークをOpenFlowに移行する
14章 いくつものスイッチをルーティングスイッチで制御する
15章 スライス機能付きスイッチでネットワークを仮想化する
16章 データセンター基盤をTremaで作る
17章 OpenFlowでデータセンターをつなげる
18章 2,000円でOpenFlowスイッチをDIY
19章 Tremaでテスト駆動開発
プロフィール
高宮安仁
Trema開発チーム自称リーダー。東京の大学で計算科学を学び,並列プログラミング用ライブラリや,大規模クラスタ管理ツールの開発,とくに東工大のスパコンTSUBAME,分散クラスタInTriggerの管理基盤などなど主に分散・大規模システムのミドルウェア開発者・研究者として活動。現在は企業の研究者として,OpenFlow用プログラミングフレームワークTremaのメイン開発者。モットーは何がなんでも定時に帰ること。コンピューターはもちろん映画や音楽も好きで,スクラッチDJとしても活動しています。DJの仕事ください。
鈴木一哉
Trema開発チームのメンバー。Ascend,古河電工,ヤマハ等のネットワーク機器を扱うエンジニアを経て,現在は経路制御の研究に従事。ホエールズ時代からのベイスターズファンで,98年の優勝時にはもちろん横浜スタジアムへ駆けつけました。野球のない時期には,もっぱらSFを読んでいます。会社ではランニングサークルに入っており,先日も多摩川の駅伝に参加しましたが,練習不足で全然走れませんでした。ちゃんと練習して,来年こそはしっかり走るぞ!