それでもテレビは死なない -映像制作の現場で生きる!

著者
奥村健太おくむらけんた 著
定価
1,738円(本体1,580円+税10%)
発売日
2013.2.23[在庫なし] 2013.2.28
判型
四六
頁数
256ページ
ISBN
978-4-7741-5543-2 978-4-7741-5590-6

概要

「見たいものがない」「視聴率に振り回され過ぎ」「タイアップ番組ばかりでつまらない」テレビがはじまって60年。近年の番組に対する評価は下がり,テレビ離れが続く現状。事実,制作現場もいま,深刻な状況に立たされているのであった――。

本書は,テレビディレクターとして報道,ドキュメンタリー番組作りに携わる著者の実体験を通し,映像制作への熱い思いを綴る。<制作現場はどうなっているのか? 本当にダメなのか?> 映像制作の原点を見直し,「テレビ」ならではのおもしろさを伝える手法,手段,映像の力について考えていく。

さらに,視聴率1%でも100万人にリーチする強みの秘密とは? なぜ,テレビは映像メディア最強の「影響力」をもつのか? 現場から見えてくるスポンサー,広告代理店,制作者らの意図。その実像にせまる。

こんな方にオススメ

  • テレビのなぜ? なに?が気になる人
  • テレビマンの仕事・番組制作の舞台裏をのぞいてみたい人
  • テレビ・メディア業界で働く人,働きたい人

目次

序章

第1章 テレビ報道が震えた日 ~2011年3月11日午後2時46分

第2章 テレビが抱えるジレンマ

第3章 テレビは「だれ」の意思で作られる?

第4章 制作者が行くいばらの道

第5章 予算と闘う日々

第6章 あなたも作り手になれる!?

第7章 21世紀のテレビはどうなる?

終章 1年後の東北 ~2012年3月11日午後2時46分

プロフィール

奥村健太おくむらけんた

1973年名古屋生まれ,岐阜県育ち。テレビディレクター。早稲田大学卒業後,株式会社メディア・ワンに入社。
『サンデーモーニング』『みのもんたの朝ズバッ!』(ともにTBS),『ニュースJAPAN』(フジテレビ)などの制作に携わる。『素敵な宇宙船地球号』(テレビ朝日),開局45 周年記念番組『封印された三蔵法師の謎~シルクロード30,000 キロに挑んだ男~』(テレビ東京)ほか大型番組をはじめ,主に報道・情報・ドキュメンタリー番組の企画・取材・構成・演出を手がける。最新作は滝川クリステル出演『EarthWalker(アースウォーカー)』(BSフジ)。
東洋大学総合情報学部などメディアに関する講義も行っている。著書に『映像メディアのプロになる!』(河出書房新社)ほか。

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