知の扉 素粒子論はなぜわかりにくいのか

著者
吉田伸夫よしだのぶお  著
定価
1,738円(本体1,580円+税10%)
発売日
2013.12.5 2013.12.16
判型
四六
頁数
208ページ
ISBN
978-4-7741-6131-0 978-4-7741-6242-3

概要

ようやくあなたの素粒子に対するイメージが具体的になる!

素粒子論の「やさしい解説」を何度聞いても,
どうにも腑に落ちない…。
それもそのはず,多くの人は,
素粒子論を理解するためには避けて通れない
「場」の考え方について,
ほとんど学ぶ機会がないからだ。

素朴な“粒子”のイメージから脱却し,
現代物理学の物質観に目覚める,
今度こそわかりたいあなたのための素粒子入門。

こんな方にオススメ

  • 素粒子のやさしい解説本を何冊読んでも腑に落ちなかった方

目次

第1章 素“粒子”という虚構

第2章 場と原子

第3章 流転する素粒子

第4章 素粒子の標準模型

第5章 摂動法と繰り込み

第6章 何が究極理論を阻むのか

付 録 素粒子の計算にチャレンジ

プロフィール

吉田伸夫よしだのぶお

東京大学理学部物理学専門課程修了。素粒子論(量子色力学)で東京大学から博士号取得。
著書には,『宇宙に果てはあるか』(新潮社),『明解 量子重力理論入門』(講談社),『日本人とナノエレクトロニクス』(技術評論社)などがある。