FXの「ウラ側」を味方につける本
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招金猫 著
西ヤン 構成 - 定価
- 1,738円(本体1,580円+税10%)
- 発売日
- 2015.2.4 2015.2.6
- 判型
- 四六
- 頁数
- 240ページ
- ISBN
- 978-4-7741-7129-6 978-4-7741-7218-7
サポート情報
概要
FX個人トレーダーのみなさん!「よくわからないけど何だかおかしい」ことってFXにもありませんか?FX業界にある、できれば触れられたくないウラ側。それを知らないばかりに、虎の子の自己資金を無用な危険にさらしたり、本来受け取れるはずだったお金をみすみす逃しているなんてこともあるかもしれません。もしFXで月に10万円を稼げていないとしたら、その原因はこんなところにもあるのかも。FXの黎明期から業界に深くかかわりFX会社の役員も務めた究極のインサイダーが、「FXのウラ側を味方にする方法」をご案内します。
こんな方にオススメ
- 個人トレーダーの方
- FX業界で働いている方、FX業界で働こうとお考えの方
- FX会社元役員が語る「ウラ側」に関心がある方
目次
FXのウラ側編
誰もいおうとしないようだからコッソリ教えちゃいます
あなたがトレードしているウラ側で
――あるFX業者の一日
- まったくカバーされない顧客もいる
- 審査は意外と!?しっかりしている
- 顧客のトレードも大事だけれど、一番気をつかうのは自己勘定トレード
「補てんなんて無理」と決めつけるのはもったいない
――業者がおそれること
- チクリは威力絶大
- 問い合わせを入れるかどうかのサジ加減
あなたがおつき合いしている業者の体質は?
――成り立ちと体質
- まずは業者が儲けやすい形で始まった
- レバレッジ規制と殿様商売の終わり
- 招金猫にいわせると、FX業者の体質はこんな感じ
儲ける以前にこれだけはいま一度チェック
――トレードの選択肢
- 人気化したコピートレード。ウラ側で起きていたことは?
FX業者は健康体か?
――「比率」の見方
- 長いおつき合いでも比率なんて見たことない!
白タク行為の片棒担ぎなんてゴメンだ
――アブナイ業者
取引口座を二つ持っているだけではダメ!
――FXの避難袋
ハイレバレッジ口座の誘惑
――海外業者と法人口座
- 法人口座開設のハードルと、開設してからのハードル
FX業者の弱点
――当局と監査
- やっぱり顧客の声はむげにできない
- まっとうな業者なら社内監査が機能している
カモネギくんと呑み業者
――NDD方式とDD方式
- なぜエグいことをやっているのか考えてみると
根こそぎむしり取られる危険性にご用心
――一括ロスカットと部分ロスカット
カバー先にも目を向けてみよう
――プリンシパルとホワイトラベル
- カバー先が一社の場合は警戒アンテナを
スプレッドなんて二の次でいい
――スプレッド競争の終わり
即日出金か、最長4営業日以内に送金か
――信託保全とフトコロ事情
できることは限られるけれど、やっておくべきことは確実にある
――FXと緊急時
- 避難袋がある人はFXのことも袋に入れてみては?
- 当たり前のことをきっちりやってピンチに備える
アフィリエイトという名の依存症
――FXとブロガータイアップ
- それでもタイアップをやめられないワケ
提出した個人情報が思わぬところで使われることも
――FXと個人情報
- 情報目当てに警察や税務署がやってくる
やっぱりFXは個人トレーダーがやられるもの
――業者の根っこ
残念!トレード編
ホントに大事なことだから何度でもいいます
一も二もなくマネーマネージメントは絶対!
――勝者と敗者の決定的な違い
- マネーマネージメントと損切りライン
- マネージメントしてくれる人がいないからこそ
実はあなたはFXをやらなくてもいいのかも
――慣れてくると忘れがちになること
- 「痩せたい」、「細くしたい」、「儲けたい」ではダメ
普通の人がデモトレードに期待していいことは二つ
――リアルとデモ
コツコツドカン!の処方せん
――わかっちゃいるけどやめられない
- ストップロスが執行されても悔やむことなんてない
自分ルールを確立するためのおすすめの方法
――「勝ちトレード=よいトレード」の罠
- カレーは箸では食べられない
- 本当に使えるトレード記録のつけ方
損切りできる人になるために
――トレードのガイドライン
- ドカン!の根本原因
- 自分でわかってこそのトレードのガイドライン
ジャストフィットのトレード手法をつくる
――商材活用法
- 時間とスタンスと通貨ペア
招金猫はきっぱり短期トレをおすすめします
――FXと長期投資
その難平は予定されていたもの?
――難平とマーチンゲール
世界経済・情報整理法
――値動きの背景の理解
- 背景を理解できている人は強い
ポジションが大きくなっていくとハマりやすくなる落とし穴
――金持ちのジレンマ
バリバリやっている人も見落としていることありませんか?
――MT4のウラ側
- 「1年で○○ピップスとった!」なんてアテにならない
- MT4も美人投票
- やっぱりMT4も丸裸
プロフィール
招金猫
某金融商品取引業者の総合事務職で入社、調査部にて金融市場等の分析・レポート執筆を行う。その後、運用部に異動。実験的にFXがないころの為替市場でのフォワード取引、現物株式、日経平均先物、CB(現在の新株予約権付社債)、国内の商品先物、米国の商品先物とそのオプションなどさまざまな金融商品の運用を手掛ける。
20世紀末の外為法改正に伴い、別の金融商品取引業者のFX事業の立ち上げに参加。その後、知人がFX業者を買収し、取締役就任依頼があり、業務担当の取締役となる。主にトレード全般に関することすべて、カウンターパーティーとのやりとり、カスタマーサポート(顧客対応)の責任者としての顧客管理、システムベンダーとのシステム構築、そして業者としての自己売買やカバー取引などを担当。
2013年4月に退職。現在は金融ビジネス全般のコンサルティング業に従事。