[iBeacon&Eddystone]統計・防災・位置情報がひと目でわかるビーコンアプリの作り方   
                    
                  
                  
                  - 市川博康,竹田寛郁 著
 - 定価
 - 3,850円(本体3,500円+税10%)
 - 発売日
 - 2016.4.13[在庫なし]
 - 判型
 - B5変形
 - 頁数
 - 224ページ
 - ISBN
 - 978-4-7741-8037-3 978-4-7741-8114-1
 
概要
2013年にApple社からビーコンの新技術である「iBeacon」が発表され注目を集めています。また、2015年7月にはGoogle社から同様に「Eddystone」も発表されました。ビーコンデバイスとスマホアプリを組み合わせは、新しい社会インフラとして期待されています。
そこで、本書では、著者らが実証実験を行った事例も踏まえ、ビーコンアプリ(位置情報アプリ)の開発方法のほか、地図情報の表示・分析やこれからの活用方法まで解説していきます。
こんな方にオススメ
- ビーコンデバイスを活用したい自治体や企業担当者、ビーコンアプリを開発するエンジニア
 
目次
Part1 基本編
第1章 ビーコンの基礎
- 1.1 はじめに
 - 1.2 ビーコンとは
 - 1.3 身近なビーコンの例
 - 1.4 BLE技術とビーコン
 - 1.5 位置情報とビーコン
 - 1.6 ビーコンデバイスの特徴
 - 1.7 おわりに
 
第2章 iBeaconの基礎
- 2.1 はじめに
 - 2.2 iBeaconとは
 - 2.3 iOS上でのiBeaconの扱い
 - 2.4 BLEとは
 - 2.5 iBeaconデバイスが送信するデータ
 - 2.6 Androidにおける扱い
 - 2.7 iBeaconデバイスの入手方法
 - 2.8 おわりに
 
第3章 Eddystoneの基礎
- 3.1 はじめに
 - 3.2 Eddystoneデバイスが送信するデータ
 - 3.3 EddystoneとiBeaconの機能比較
 - 3.4 Eddystoneの入手方法
 - 3.5 おわりに
 
Part2 実装編
第4章 iBeacon対応のiOSアプリ実装方法(Swift編)
- 4.1 はじめに
 - 4.2 iOSアプリでiBeaconを扱う場合に必要なフレームワーク
 - 4.3 開発環境(概要)
 - 4.4 サンプル用「Beacon入門」アプリの仕様
 - 4.5 位置情報サービスの使用許可
 - 4.6 ビーコン領域の観測
 - 4.7 ビーコン距離測定
 - 4.8 ビーコンを受信して地図に表示
 - 4.9 iPhoneをビーコンにする
 - 4.10 Macをビーコンにする
 - 4.11 おわりに
 
第5章 iBeacon対応のAndroidアプリ実装方法(Java編)
- 5.1 はじめに
 - 5.2 AndroidアプリにおけるiBeaconの扱い
 - 5.3 開発環境の概要
 - 5.4 「Beacon入門」アプリ
 - 5.5 Android.Manifest
 - 5.6 AltBeaconライブラリ
 - 5.7 ビーコン領域の観測
 - 5.8 ビーコン距離測定
 - 5.9 ビーコンを受信して地図に表示
 - 5.10 おわりに
 
第6章 ビーコンログの可視化方法
- 6.1 はじめに
 - 6.2 ログデータと可視化
 - 6.3 CartoDBとは
 - 6.4 CartoDBのアカウント作成手順
 - 6.5 データのアップロード
 - 6.6 データの編集
 - 6.7 地図に表示する
 - 6.8 地図をカスタマイズする
 - 6.9 地図を公開する
 - 6.10 地図やデータセットの管理
 - 6.11 おわりに
 
Part3 活用編
第7章 ビーコンの活用に向けたヒント(基礎技術編)
- 7.1 はじめに
 - 7.2 ビーコンのメリット
 - 7.3 ビーコンセンサー、中継器
 - 7.4 センサー付きビーコン
 - 7.5 ログ活用
 - 7.6 ビーコンのデメリット
 - 7.7 おわりに
 
第8章 ビーコンの活用に向けたヒント(応用編)
- 8.1 はじめに
 - 8.2 商業、観光分野
 - 8.3 祭り・ゲーム・イベントでの活用
 - 8.4 交通分野
 - 8.5 防犯・安心安全
 - 8.6 農業・漁業分野
 - 8.7 気象分野
 - 8.8 防災分野
 - 8.9 ビジネス分野
 - 8.10 測量、土木の分野
 - 8.11 統計
 - 8.12 おわりに
 
第9章 [事例]高円寺阿波おどりアプリ
- 9.1 はじめに
 - 9.2 アプリの目的
 - 9.3 システムの概要
 - 9.4 アプリの仕様(iOS/Android)
 - 9.5 サーバの役割
 - 9.6 実証実験の結果
 - 9.7 オープンデータ化とログの可視化
 - 9.8 課題
 - 9.9 おわりに
 
Part4 実用編
第10章 まちビーコンで共同利用
- 10.1 はじめに
 - 10.2 まちビーコン構想
 - 10.3 まちビーコンの構成
 - 10.4 データ構造
 - 10.5 機能
 - 10.6 活用シーン
 - 10.7 おわりに
 
第11章 オープンデータとの連携
- 11.1 はじめに
 - 11.2 オープンデータとは
 - 11.3 AEDオープンデータプラットフォーム
 - 11.4 Lアラート
 - 11.5 多言語化へのアイデア
 - 11.6 おわりに
 
Appendix
Appendix 1 体験アプリ「Beacon入門」の入手方法と使い方
- A1.1 はじめに
 - A1.2 「Beacon入門」アプリとは
 - A1.3 アプリの動作環境
 - A1.4 iBeaconデバイスについて
 - A1.5 アプリの入手方法と準備
 - A1.6 アプリの使い方
 - A1.7 おわりに
 
Appendix 2 まちなかBeacon普及協議会
- A2.1 はじめに
 - A2.2 協議会を設立した意図
 - A2.3 協議会の目的
 - A2.4 部会活動
 - A2.5 会員構成
 - A2.6 おわりに
 
プロフィール
市川博康
スマートリンクス開発責任者、まちなかビーコン普及協議会 事務局
1987年、富士通の子会社に入社。2002年に独立後はオープン系、Web系SEとして各種システム開発を経て、自動車旅行推進機構、観光情報流通機構などでの観光情報の標準化活動や地域振興プロジェクトに参加。2012年にGPSを用いた商店街振興プラットフォーム「まっちとくポン」を開発し、スマートートリンクスを設立、現在に至る。現在は、スマートフォンなどのモバイルデバイス、iBeaconをはじめとした ビーコン技術を用いて社会的な課題を解決することを目指し活動中。
竹田寛郁
(株)ジンジャーウェーブ代表取締役、まちなかビーコン普及協議会 技術部会
大型汎用機・スーパーコンピュータのファームウェア開発担当、Linuxディストリビューションの開発エンジニアの職を経て2001年より現職。現在は、フレームワークを用いたWebアプリケーションの開発を主に行っている。OSのインストール、データベースの設計、CSSの修正までなんでもやるが、「技術的におもしろそうな仕事しか受けない」を信条としている。オフシーズンにこっそり海外に世界遺産を観に行くのが趣味。