楽天にもAmazonにも頼らない! 自力でドカンと売上が伸びるネットショップの鉄則
- 竹内謙礼 著
- 定価
- 2,288円(本体2,080円+税10%)
- 発売日
- 2016.5.28
- 判型
- A5
- 頁数
- 288ページ
- ISBN
- 978-4-7741-8148-6 978-4-7741-8191-2
サポート情報
概要
利用料の値上げ、広告費の高騰、価格競争、商品点数の増加……
ますます厳しくなるショッピングモールに頼らず、ネットショップの売上を伸ばしていくのはどうすればいいか?
楽天市場で2年連続ショップ・オブ・ザ・イヤーを受賞した経験もある著者が、独自の語り口と豊富な図解とともに、現場でつかえる販促ノウハウを惜しみなく提供。
自社サイト向けのショッピングカートとして流通総額3年連続No.1(1,291億円)、機能数No.1の「MakeShop」の利用者によるホンネのインタビューも収録、成功をつかみとるために必読の1冊です!
こんな方にオススメ
- とにかくネットショップの売上を伸ばしたい方
目次
はじめに
【序章】自社サイトを運営するための心構え
- なぜ、今、自社サイトが熱いのか?
- 自社サイトを運営するための“男の約束”
- 最適な“目的”を決めれば、最適な“戦略”が見えてくる
- 芸能界とネットショップ運営は同じ。生き残りを賭けた必勝6パターン
- 商品点数が多いのが自慢です。「アイドルグループ」タイプ
- 地道にファンを作れば売れる! 「ストリートミュージシャン」タイプ
- 劇場があるから、ネットにもファンがいる。「吉本芸人」タイプ
- 会社の看板を背負っているので無茶はできません。「局アナ」タイプ
- 副業や片手間で、ちょっと稼ぎたい。「地下アイドル」タイプ
- エース級タレントの影でがんばるしかない。「ジャニーズ」タイプ
【初級編】 月商0円から最速で月商50万円を狙うための即効ノウハウ
- 最もかんたんなリニューアル「電話番号を大きく掲載する」
- でっかい取引先を釣り上げろ! 卸や仕入れ対応は、売上アップの特効薬
- 客が来なけりゃ、まずはブログを書こう
- 即効性抜群! すぐに売上が伸びる自社サイトのキャッチコピー術
- 文章を書くことが苦手な人でも、売れる商品説明文はすぐに書ける
- とにかく文章は長く書く。そうすれば、売れるし、検索にも有利になる
- 写真のクオリティで、自社サイトの勝負は8割決まる
- 写真をたくさん掲載すれば、商品もたくさん売れる
- 写真に“キャプション”を添えると、買いたい気持ちが膨れ上げる
- 自社サイトは「お客様の声」がなければ絶対に売れないと思え
- 恥ずかしくても、スタッフの写真はガンガン出していこう
- 実店舗や職場の風景写真で「ここでしか買えない」をアピールする
- 動画は「売れるモノ」と「売れないモノ」で使い方にメリハリをつけろ
- ギフト対応は「ラッピング」と「メッセージカード」で客単価アップ
- ネットショップから実店舗にお客さんを呼び込んで、リピート率アップ
- チラシやカタログは、ネットショップへの重要な集客ツール
- 商品に同封する販促チラシは、工夫次第でまだまだ売上が伸びる
- モチベーション維持のため、同業者の友達を作ろう
- これからは男性客よりも女性客を意識したほうが売れる
- 売上を伸ばしたければ、楽天市場のコピーは今すぐやめよう
- 「検索キーワード」を意識するだけで、自社サイトの売上はガラリと変わる
- 検索エンジンの“役割”がわかれば、SEOでかんたんに1位が取れる
- ストレスのないスマホサイトを作れば売れる
- 友達や親族に商品を買ってもらうのは覚悟の表れ
【中級編】月商50万円から月商100万円に達するために欠かせない販促テクニック
- ブログやFacebookを書き続ければ、必ず売上はついてくる
- 読まれにくい自社サイトのメルマガを、読まれるメルマガに変える方法
- メルマガを読んでもらうための、質の良いアドレスの集め方
- 他社に絶対に負けないプロのコンテンツづくりのコツ
- 自社商品の自慢話よりも、他社より優れている話をしたほうが商品は売れる
- イラストや漫画を使って、さらに買い物のイメージを膨らませる
- 売上を一気に加速させるセールの極意
- 「訳あり商品」は新規も常連も両方獲得できる一石二鳥の売り方
- 自社サイトの「ポイント」を100%活用して売上を伸ばす方法
- お客さんも納得してくれる値上げの方法
- グーグルアナリティクスは数字に距離を置いたほうが、的確な判断ができる
- 接客メールは「数をこなす」のか「ファンを作る」のかメリハリをつける
- 月額1980円で商品点数を5000点まで増やせる「トップセラー」の使い方
- 送料無料になる適正の「合計金額」を見つけて、客単価アップを狙う
- Amazonにお客さんを根こそぎ持っていかれないための対策
- 楽天市場で買わせずに、自社サイトで商品を買わせる方法
- 日ごろの生活の中に、売れる検索キーワードを探す習慣を身につけよう
- 売れるスマホ専用サイトは「縦長」「横長ボタンバナー」が主流
- SEOはノウハウよりも、「やる」「やらない」のケジメをつけることが大事
【上級編】月商100万円以上でもまだまだ売上を伸ばす極意
- Facebookには向いているネットショップと不向きなネットショップがある
- 意図的に「いいね!」を押される戦略を展開しなくてはいけない
- Facebookのフォロワーを計画的に増やしていこう
- 個人のFacebookでお客さんと距離を縮めていくのが一番
- Facebook広告を使って新規顧客をザクザク獲得する方法
- 知名度があれば、Twitterでキャンペーン展開して見込み客を集めよう
- ビジュアルに自信があれば、インスタグラムで集客できる
- LINEで丁寧な対応を心がけて、お客さんをファン化させる
- リスティング広告の運用は、1~1年半かけてじっくり取り組もう
- ランディングページを作りこんで、購買意欲を徐々に高めさせていく
- 「リマーケティング広告」はほかの販促ツールと組み合わせて初めて本領を発揮する
- ネット広告の運用は、社内ではなく社外に委託して分業制にせよ
- 検索やSNSに頼らずに、爆発的な売上を作るプレスリリース戦略
- プレスリリースを書かなくてもマスメディアに取り上げられる方法
- ホームページのリニューアルを成功させるためには、戦略をリニューアルせよ
- ネットショップの人材採用は、SNSと新聞折り込みを活用すれば解消される
- さらなる売上アップを狙うためのシステム選び
- 内部スタッフの人数を極力抑えて、効率よく外注スタッフを活用する
- 「組織」か「1人」かを決めると、10年先の戦略が見えてくる
- 検索キーワードごとに複数ネットショップを運営して、さらにSEOを強化
- アフィリエイトは、ビジネスパートナーになったつもりで接しなさい
- 売れる商品の開発と仕入れのポイントは「検索キーワード」と「ビジュアル」
- 定期購入をしてもらうなら「定期購入しかやらない」ぐらいの覚悟を持て
- ホームページが模倣されても、まずは自分で解決することを試みる
- 販促イベントの積極的な開催は、SNSとSEOの強化にもつながる
インタビューで読み解く成功の秘密
- “本音”の座談会「本当に自社サイトの運営はネットショップ最強の手段なのか?」
- 成功者への単独インタビュー「主婦1人で立ち上げた小さなネットショップが、ママ雇用30名を生みたくさんの百貨店で販売する人気店へ」
おわりに
プロフィール
竹内謙礼
1970年生まれ。有限会社いろは代表取締役。
大学卒業後、出版社、観光施設の企画広報担当を経て、2004年に経営コンサルタントとして独立。楽天市場において2年連続ショップ・オブ・ザ・イヤーを受賞した他、数多くのネットビジネスの受賞履歴あり。ネットショップ運営を中心にしたコンサルティングに精通しており、個人事業主のネットショップ運営から大企業のネット通販事業まで、幅広くノウハウを提供している。現在、低価格の会員制コンサルティング「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、150社近い企業に指導。初心者からベテランまでのネットショップ運営者にむけてわかりやすいアドバイスには定評がある。
全国各地の商工会議所や企業にて精力的にセミナー活動も行う。また、経済誌や専門誌への連載や寄稿のほか、日経MJにおいて、毎週月曜日「竹内謙礼の顧客をキャッチ」を執筆中。
著書に『ネットで儲ける王様のカラクリ』(技術評論社)、『Amazonに勝てる絶対ルール』(商業界)、『ネットで売れるもの売れないもの』(日本経済新聞出版社)ほか多数。
ホームページ:http://e-iroha2.com/
著者の一言
「あきめないでください。まだまだネットショップの売上は伸びるんです!」
これからネットショップを始めたい人、楽天市場の手数料や広告費に悲鳴を上げている人、AmazonやYahoo!ショッピングと並行して、自社サイトの売上を伸ばしたい人 ―― そんな「自分たちのネットショップで売上を作るんだ!」という熱い気持ちになっている人のお役に立てる本になればと思い、本書を書かせていただきました。
私が過去に執筆したネットショップ本は、どちらかというと、厳しい現実を突きつけて、それに立ち向かっていくことを前提として書いた本ばかりでした。しかし、ネットショップの競争が激化している今の状況では、そのような厳しいことばかり書いても、気持ちが暗くなるだけで、まったくやる気が出てきません。やる気が出てこなかったら、どんなに良質なノウハウを提供しても、売上を伸ばすことはできません。つまり、厳しい現実を突きつけても、本末転倒になってしまうのです。
だから、本書ではネットショップ運営が少しでも面白くなるような販促ネタを中心に書かせていただきました。もちろん、少しは辛口なコメントも書かせてもらっていますが、それは私からの「がんばれ!」というメッセージとして受け止めてもらえればと思います。
本書の特徴は、下記の3点です。
1. 自社サイトの攻略本である
“自社サイト”とは、自社ドメインのサイトのことを意味しています。つまり、楽天市場やAmazonに依存するのではなく、自分の会社のネットショップを運営するノウハウを書かせていただきました。
2. 長期間、かつ即実践で使える販促ネタが盛りだくさん
何度繰り返し読んでも、必ず気づきがある販促ネタを中心にまとめました。「この1冊さえあれば、ほかのネットショップ本はいらないよ」と言ってもらえるような本を目指しました。即実践で使えるネタばかりを網羅しています。
3. ノウハウを初級・中級・上級にレベル分け
ネットショップ運営は、ノウハウが多すぎて「何から手をつけていいのかわからない」と悩んでいる人が多いのが現状です。本書は「初級」を月商50万円未満、「中級」を月商100万円未満、「上級」を月商100万円以上というレベルでノウハウを分類しました。
「何をやってもダメだぁ……」という人は、ぜひ、初心者向けのところから読み始めてください。ちょっとした工夫でポーンと売上が伸びるノウハウをたくさん紹介しています。この章では、専門知識も経験もいりません。飽きっぽい人でも大丈夫です。
「最近、売上が頭打ちなんだよね……」という人は、中級者向けのところから読んでみてください。今までやっていなかったことや、見逃していたことなどが書いていますので、それらを実践すれば、売上はもう一度加速して伸びていくと思います。
「もっともっと売上が欲しい!」という人は、ぜひ上級者向けのところを読んでください。多少面倒くさくて、大変な販促ノウハウもあると思いますが、ここまで売上を伸ばすことができたあなたなら、きっと実践して結果を残すことができると思います。大丈夫、この戦国時代のような厳しい世界を生き抜いたネットショップです、まだまだ売上は伸びるはずです。
最後に。
本書を読み始めたら、必ず、最後まで読み続けることを約束してください。
こんな分厚い本です。おそらく途中で眠たくなることがたびたびあるかもしれません。また、途中まで読んで、そのまま本棚にそっとしまってしまうかもしれません。でも、本は読まなければ知識になりませんし、武器にもなりません。「ここに書いたことをすべて実践しろ!」なんて厳しいことは言いません。ただ、ページをめくり、読み進めて、最後のページにたどりつくことだけは実践してください。そうすれば、必ず「売上を伸ばすぞ!」という気持ちになると思います。そして、ここに書いているノウハウの1個か2個ぐらいは、必ず実践していただけると思います。そうすれば、それが小さな成功体験になって、次から次へと、本書に書かれているノウハウを実践するようになり、売上につなげていっていただけるのではないかと思う次第です。
もちろん、最後まで読み進めていただくためには、著者である私が、刺激的なノウハウと楽しい文章をご提供していかなくてはいけません。これから一緒に、自社サイト販促ノウハウの大海原へ、旅立ちたいと思います。
そういうわけで、いざ、出発!