問題地図
                    職場の問題地図 
                    ~「で,どこから変える?」残業だらけ・休めない働き方   
                  
                  
                  - 沢渡あまね 著
 - 定価
 - 1,628円(本体1,480円+税10%)
 - 発売日
 - 2016.9.16
 - 判型
 - 四六
 - 頁数
 - 224ページ
 - ISBN
 - 978-4-7741-8368-8 978-4-7741-8413-5
 
概要
小室淑恵さん(株式会社ワーク・ライフバランス 代表取締役)推薦
「働き方を変えなければ、SDGsもDXもはじまりません」
- 「"残業するな"と上司がうるさいので、帰ったことにして家で仕事している」
 - 「残業はすべて管理職が肩代わり、管理職はいつもゲッソリ……」
 - 「他人に構う余裕がなく、会話がなくなった」
 - 「裁量労働制……お金にならない残業が増えただけ」
 
そんな職場の“あるある”な問題は、なぜ起こるのか? 原因と全体像を図解しながら、解決策を教えます。
※本書付録の「職場の問題 全体マップ」は、以下の形でしたら社内・部署内で掲載可能です。問題の共有と議論にお役立てください。
- 紙版の現物を壁に貼る
 - 電子版の付録部分を1枚印刷して壁に貼る
 
※付録以外の本文の複製・印刷などは、著作権法上、固く禁じられています。
イントラネットのサイトや社内報など社内/グループ内で、「特定多数」に共有する場合は、別途本ページの「お問い合わせ」からご相談ください。
こんな方にオススメ
- 定時で帰っているのは一部の部署だけ。皆、相変わらず夜遅くまで残業している
 - もっと仕事したいのに、無理やり帰らされてモチベーションダウン
 - 終わらない仕事が日に日にたまっていく
 - 仕事の品質が下がり、クレームの嵐
 - やりかけの仕事が気になって、むしろストレスフル
 - 他人に構う余裕がなく、会話がなくなった
 - 「残業するな」と上司がうるさいので、帰ったことにして家で仕事している
 - 定時退社日以外の日の残業が増えた。カンベンしてほしい
 - 残業はすべて管理職が肩代わり、管理職はいつもゲッソリ
 - 裁量労働制……お金にならない残業が増えただけ
 
といったことに1つでもあてはまる職場にいると思う方
目次
はじめに なぜ、日本の職場の生産性はいつまでたっても低いままなのか?
1丁目 手戻りが多い
- なぜ、手戻りが発生するの?
 - 手戻りは上流で防げ! ~成果物のイメージ合わせと報連相設計がカギ
 - 5つの要素で仕事をとらえる
 
2丁目 上司・部下の意識がズレてる
- ①そもそも、その仕事の目的はなにか?
 - ②インプットはなにか?
 - ③成果物のイメージは合っているか?
 - ④本当のお客さんはだれか? ~ラスボスを確認しよう!
 - ⑤進め方を提案しよう!
 - コラム 在宅勤務など、新しい働き方に適応するためにも……
 
3丁目 報連相できていない
- 部下の伝えるスキルが低い
 - 上司の受け止めるスキルが低い
 - 報連相をする場やルールがない
 
4丁目 無駄な会議が多い
- 無駄な会議を取り巻く5つのヤツら
 - 「無駄な会議」と「会議の無駄」を減らす4つの対策
 - マインドを変えるには、プロセスを変える
 - 会議のマネジメントも「仕事の5つの要素」に当てはまる
 - コラム 会議のちょっとした工夫で従業員満足は上がる
 
5丁目 仕事の所要時間を見積もれない
- あなたが所要時間を即答できない2つの背景
 - 悲しき「3ナイ」連鎖 ~共通プロセスがナイ、測定できナイ、改善しようがナイ
 - 所要時間を見積もれないと、どうなっちゃうの!?
 - 「一時作業」と「繰り返し作業」の識別ができているか?
 - 「松竹梅」を示せるか?
 - コラム 空港バスのひと工夫 ~測定が信頼を生む
 
6丁目 属人化
- 属人化はなくならないさ、人間だもの
 - 人はなぜ「脱属人化」「マニュアル化」を嫌がるのか?
 - 目には目を、歯には歯を、承認欲求には承認欲求を!
 - 「良い属人化」か「悪い属人化」かを見極める
 - 「悪い属人化」から脱出しよう ~優先度&属人度マトリクス
 - マニュアルは引き継ぎのときに作ってしまえ!
 - 「前任者の趣味やこだわりで続いていた無駄な作業」を切り捨てよう
 - コラム 嫌な仕事ほどマニュアル化しよう
 
7丁目 過剰サービス
- 「前の人はやってくれたのに、なんでやってくれないの?」
 - 過剰サービスはなぜ生まれるのか
 - そもそもコミュニケーションがとれていれば……
 - ちょっとした善意や正義感が裏目に出る
 
8丁目 「何を」「どこまでやればいいのか」が曖昧
- 「あのさ、そっちでやってもらえないかな?」を断れない悲劇
 - 「曖昧」を生みだす3つの問題
 - きちんと業務を設計・管理するための4つのステップ
 - サービスレベルを設定しよう
 - サービスレベルを告知・浸透させよう
 - サービスレベルを測定しよう
 
9丁目 仕事をしない人がいる
- 「仕事をしない人」はこうして生まれる ~個人の問題・人事の問題でフタしないで!
 - 仕事をしない人を生む5つの原因
 - 仕事をしない人が、新たな仕事をしない人を生む
 - コラム 2:6:2の法則を受け入れよう
 
10丁目 だれが何をやっているのかわからない
- なぜ、「だれが何やっているのかわからない状態」が生まれるのか
 - 「だれが何をやっているのかわからない状態」が生み出す5つの病
 - お金をかけなくたって、コミュニケーションの「場」づくりはできる
 - 「もったいない!」の気持ちで問題に取り組もう
 
11丁目 実態が上司や経営層に伝わっていない
- 現場レベルの改善には限界がある
 - 結果「しか」報告していないから……
 - どんどん下がる現場のモチベーション
 - 報告すべきは「プロセス」だ!
 - 何を測って報告するべきか?
 - 定義→測定→報告→改善のサイクルを回すのだ!
 
おわりに
プロフィール
沢渡あまね
1975年生まれ。あまねキャリア工房 代表。業務改善・オフィスコミュニケーション改善士。
日産自動車、NTTデータ、大手製薬会社などを経て、2014年秋より現業。企業の業務プロセスやインターナルコミュニケーション改善の講演・コンサルティング・執筆活動などを行っている。NTTデータでは、ITサービスマネージャーとして社内外のサービスデスクやヘルプデスクの立ち上げ・運用・改善やビジネスプロセスアウトソーシングも手がける。
現在は複数の企業で「働き方見直しプロジェクト」「社内コミュニケーション活性化プロジェクト」「業務改善プロジェクト」のファシリテーター・アドバイザー、および新入社員・中堅社員・管理職の育成も行う。これまで指導した受講生は1,000名以上。
著書に『新人ガール ITIL使って業務プロセス改善します!』『新米主任 ITIL使ってチーム改善します!』『新入社員と学ぶ オフィスの情報セキュリティ入門』(C&R研究所)などがある。趣味はドライブと里山カフェめぐり。
- 【ホームページ】http://amane-career.com/
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