未来を味方にする技術 ~これからのビジネスを創るITの基礎の基礎
- 斎藤昌義 著
- 定価
- 1,738円(本体1,580円+税10%)
- 発売日
- 2017.1.6[在庫なし] 2016.12.22
- 判型
- 四六
- 頁数
- 264ページ
- ISBN
- 978-4-7741-8647-4 978-4-7741-8689-4
サポート情報
概要
数週間かかっていた仕事を,たった1日で終わらせる。「人間にしかできなかったこと」を機械に置き換え,「人間にはできなかったこと」を実現する ――あたらしい常識を次々と生み出す原動力となるITを使いこなすためには,どんなことを押さえればいいのか?
人工知能,IoT,FinTech,シェアリングエコノミ―,bot,農業IT,マーケティングオートメーションといった最新のトレンドから,これからも変わらないITとの付き合い方までを図解とともに解説。
図はPowerPointデータとしてダウンロード,ロイヤリティフリーで利用可能。
こんな方にオススメ
- 事業や経営を変革したいと考えている方
- 同じことをしていればよかった職場から,新たなチャレンジが必要な職場へ異動になった/転職した方
- 社会に出たときに一歩差をつけたい就職活動中の方
目次
はじめに ITが成果の原動力となる時代
第1章 新しい価値はどうやってもたらされるのか
これまでにできなかったことが次々と実現する
- すぐ先に訪れる新しい日常風景
- これまでの常識は一気に破壊される
ITの4つの役割
- 利便性の向上と多様性を支える「道具としてのIT」
- 効率や品質を高める「仕組みとしてのIT」
- 変革や創出を促す「思想としてのIT」
- 収益を拡大させ,成長を支える「商品としてのIT」
- コラム 「商品としてのIT」が生まれた歴史的背景
第2章 いま,世界の最前線で起こっている変化
続々と生まれる新しいビジネスモデル
- モノを売らない製造業
- 既存の業界秩序を破壊するシェアリングエコノミー
- 既得権益の壁を崩壊させるFinTech
人間ができなかったことをできるようにしてしまう技術
- 人間より優れた能力を発揮する人工知能
- 膨大なデータから,価値ある情報を教えてくれるアドバイザー
- 自分で試行錯誤を繰り返しながら能力を高めてゆくロボット
- 「難しいIT」と「自然な人間」を仲介してくれるbot(ボット)
- 人工知能がロボットを「自動化」から「自律化」へ進化させる
- 人間の役割の見直しを迫るスマートマシン
- コラム 自動運転トラックの可能性と課題
- ものづくりの民主化を実現する3Dプリンタ
- 空間をデータ化するドローン
- 魅力や価値の訴求を自動化するマーケティングオートメーション
- 農業人口の減少を補い,国際競争力を高める農業IT
働くことのありさまを変えてしまうデジタルオフィス
- 場所と時間に縛られない会議
- 「仕事の量」ではなく「仕事の質」を高めるための時間を増やす
- 生産性を劇的に改善する
- 優秀な人材を確保する
- コラム イノベーションとは何か
デジタルトランスフォーメーションの時代がやってくる
- 「ITや機械がすべてをおこなう」前提で変革を引き起こす
- 常識の大転換を生む4つの変化
第3章 未来を支える技術
人間の本来の役割を取り戻してくれる人工知能
- さまざまな分野での利用が広がる
- 「置換」と「支援」,「助言」と「強化」で人間の能力を拡張する
- 人工知能の歴史と新たな展開
- 人工知能・機械学習・ディープラーニングの関係
- 機械学習はどのようなことに使われているのか
- 人工知能の抱える課題と限界
- 人工知能に置き換えられる職業,置き換えられない職業
- 日本の未来を支える人工知能とロボット
- コラム 産業発展の歴史と人工知能の位置付け
- 人工知能との付き合い方
- コラム 人工知能の適用領域
デジタルデータで世界を捉え,アナログな世界を動かすIoT
- モノがお互いにつながる世界
- 現実世界をデータ化し,データを使って現実世界をより良くする
- IoTが生みだす3つの価値
- IoTがもたらす「モノのサービス化」
- 「連続型」「未来対応型」「エコシステム型」へと変わるビジネス価値
- あらゆる出来事をデータで捉え,新しい社会やビジネスを生みだす
最新テクノロジーを支える土台
- つながることの常識を変えてしまったインターネット
- 失敗のコストを引き下げ,イノベーションを加速させるクラウドコンピューティング
- 新しい組み合わせが容易になり,非常識が常識に変わる
- コラム 加速するビジネススピードに対応するためのアジャイル開発
- 現実世界とサイバー世界が一体となって機能するサイバーフィジカルシステム
第4章 これからの常識を自分で創りだす方法
あなたにだって革新的なビジネスは作れる
- ITは目的ではなく手段でしかない
- “Uberist”になるための3つの原則
- 第1の原則:課題を実感する
- 第2の原則:トレンドの風を読む
- 第3の原則:試行錯誤する
- コラム IoTビジネスを成功させた3つの要件
新しいビジネスを創るための3つのステップ
- ステップ1:戦略(Strategy)
- コラム 「新規事業」を作っているのか,「新規事業計画」を作っているのか
- ステップ2:作戦(Operation)
- ステップ3:戦術(Tactics)
どこを狙えばいいのか
- 市場拡大の加速度に着目する
- 「きっとだれかがやる」ことに着目する
- 汎用目的技術に着目する
- コラム 効率よく情報収集とアウトプットをするための習慣
- ITを味方につけたものが生き残る時代へ
おわりに ビジネスとITの壁を取り払って未来を創れ
プロフィール
斎藤昌義
ネットコマース株式会社 代表取締役。
1982年,日本IBMに入社,営業として一部上場の電気電子関連企業を担当。その後営業企画部門に在籍した後,同社を退職。
1995年,ネットコマース株式会社を設立,代表取締役に就任。産学連携事業やベンチャー企業の立ち上げのプロデュース,大手ITソリューション・ベンダーの事業戦略の策定,営業組織の改革支援,人材育成やビジネス・コーチング,ユーザー企業の情報システムの企画・戦略の策定などに従事。IT関係者による災害ボランティア団体「一般社団法人・情報支援レスキュー隊」代表理事。その他,『【図解】コレ1枚でわかる最新ITトレンド』『システムインテグレーション再生の戦略』『システムインテグレーション崩壊』(すべて技術評論社 刊)ほかの著書,雑誌寄稿や取材記事,講義・講演など多数。
ホームページ:http://netcommerce.co.jp/
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